杉の坊のつぶやき

実は知らない健康や医療に関する専門的な情報をお届けできるよう頑張ります!個人のつぶやきもあります

D614G

※内容はあくまでも個人の主観です

 

 

新型コロナウイルスの変異株「D614G」が

マレーシアで確認されました。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-08-17/QF6QVTDWRGG301

 

新型コロナウイルスのスパイク(S)タンパク質D614G変異体の構造・機能解析

http://crisp-bio.blog.jp/archives/23698632.html

 

 

感染力は従来型の約10倍ということです。

弱毒化についての報告はないので、従来の毒性のまま

感染力が10倍ではないかと思います。

 

現在のコロナウイルスに関しても、

感染者数に対しての重症化数、致死数が低いから大丈夫だ

といった声がいまだに挙がっていますが、

もういちどきちんと「何故」現在の状況を軽視できないのか

説明したいと思います。

 

まず問題とすべきは、

「感染した人が発症するまでの間に感染を拡める」

いわゆる無症状の状態での感染拡大が容易である点。

次に、

「発症から重症化する予測が立てにくい」

自覚症状からの横ばい期間と共に突然の重篤化など

症状の推移に法則がない点。

そして、

「重症化からの致死に関しての一定の法則が未知」

という点が、医療現場などが逼迫する原因ともなっています。

 

毒性が低いと言う事は、いつまでも蔓延することを示唆していて、

毒性が低いから大丈夫なのではなく、

その毒性が低く感染力の高いウイルスに対しても

重症化についての対症療法にも限界があるため

医療現場のキャパティシーから考えても、

ダラダラと蔓延を続ける中途半端な風邪と言うのは

「死ななければ大丈夫」程度にしか考えない人と違って

現実的には非常に面倒で、多方面に負荷を掛け続けるものです。

 

いっそのこと強毒化してくれれば、

感染者が動けなくなる事が多発するので感染が収束していきます。

宿主が倒れてしまえばうつしてまわる事がほぼなくなるからです。

これは過去の伝染病でも言われる事で、

このことを逆に考えれば、

やはりうつしてまわれない環境をつくることが

ウイルスにとっても一番嫌な事である事がわかります。

 

 

まもなくマレーシア方面からの入国も緩和されます。

 

散々偉そうな事をいって自分たちの計画を強行し続け

結果的に現在では経済も感染対策も手放している無策政府。

 

これほどの暑さでも一定の感染力を見せ、

過去のウイルスの常識を覆すウイルスが

これからウイルスの本番とも言える

秋になって冬を迎えるころに一体どうなるのか。

 

さらに変異しないと誰も言えずワクチンだってなく

対症療法にも現場のキャパ含め限界が見えている。

そんな中、軽症~重症感染者を増やしてしまえば

経済以前に人の生活に支障が出る事は想像できるはずなのに。

致死が低いと言うのはそういった側面もあるんだと考えるべき。

 

夏前に始まったからこその今の状況。

経済経済で選んだ道のままで冬の状況に対抗できるのか

本当にどうなるのでしょうね。

 

さてさてどうなるのでしょう。

 

ま、どんなにとんでもない状況になっても

国はもう何もしませんしできませんから

あとは国民一人ひとりが勝手に死ぬなり生きるなり

もがくしかないでしょう。。。

 

 

杉本