杉の坊のつぶやき

実は知らない健康や医療に関する専門的な情報をお届けできるよう頑張ります!個人のつぶやきもあります

コロナセルフチェック

※内容はあくまでも個人の主観です。

 

テレビやネットのニュースで見た方も多いかと思います。

厚生労働省新型コロナウイルスの軽症者などに係る

宿泊療養・自宅療養における健康観察における留意点について

緊急性の高い13症状のリストを公表したようです。

 

内容は以下のリンクで確認してください。

 

NHKニュース

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200429/k10012410261000.html

厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html#houshin

 

 

さて、

この公表について誤解して理解している人が多いと思いますので

はっきりといいますが、この内容はあくまでも

自宅療養・宿泊療養の状態にある人を対称にしたもので

PCR検査を経て陽性として待機している人向けのものです。

 

未検査ながらこの症状に該当していると感じた人は

不安であれば検査を受けれるように動くべきですが、

現状としては検査を受けれるかどうかについては

「運」に任せるしかない状況です。

 

確実にガイドラインに沿っての

海外渡航暦、濃厚接触者としての経歴などがない場合は

多くの方が検査は拒否されるのが現状ですので

身近に感染者がいない、心当たりがない状況では

検査のない状況での自宅待機となります。

 

また、自宅療養や宿泊療養であっても

有効な治療法が確立されていないのが現状ですので

重症化した場合には可能な対症療法を受けるしかなく

回復に関しても個々の体の状況によるとしかいえません。

 

厳しいかもしれませんが

発熱や倦怠感などの症状を感じた場合や

感染してしまったかもしれないと思う場合は、

検査の可否に関わらず

出来る限り人との接触を避け

自身の状態を絶対に他の人にうつさない事に注力し

どうしても不安であれば

検査を受けるべく、医療を受けるべく

努力を自らするほかないということです。

 

重症化しても有効な治療法がない状況で

対症療法しかない事を考えると、

初期の軽度な発熱状況程度では

リスクや負担をおかしてまで必死でPCR検査を

受ける為に行動する必要性はあまりないと

考えることも出来るのですが、

その点についてはそれぞれの考え方になると思います。

 

 

一応参考までに、私の知りうる情報を書いておきます。

 

ちなみに

私はPCR検査へのコネは持ち合わせていませんので

私自身も同じ状況です。

 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について

医療機関などで周知されている事も含め書きます。

 

まず、潜伏期間については平均5日といわれていて

およそ9割の感染者が1週間程度で発症するとおもわれます。

 

症状は、発症3日目~7日目あたりは風邪のような症状が続いて

約7割が肺炎症状を伴う状況になります。

発熱は約9割、咳が約8割、痰などが2割程度みられます。

のどの痛みや鼻炎症状、頭痛なども散見されます。

倦怠感は平均的なインフルエンザよりも強くあらわれます。

下痢などは2%~3%程度なので少なめとなりますが

下痢と咳の合併は15%程度ともいわれています。

 

日常生活においての軽微な行動

階段の上り下り、着替え、お風呂、食事などで

強い倦怠感や、行動を躊躇するほどの呼吸苦などの場合は

状況として好ましくないので発症と同様の行動を推奨します。

 

重症化率は発症者のおよそ2割といわれていて

死亡率は現時点で約2%~3%程度といわれています。

CDCと日本感染症学会の死亡率発表は2.5%です。

 

人人感染について、感染力はかなり高いと思われています。

医療機関など、人人感染について医療的にも対策した環境で

多くの院内感染や医療従事者への感染があることから

感染力やその感染方法、経路は多岐に渡っていると

考えることが出来ます。

 

血液検査などでは、crp値上昇、リンパ球の減少、腎機能低下が

重症化の判断になり、過去の記事でも紹介したD-dimer値など

も重症化からの死亡リスクの判断基準となります。

 

CT検査などでは浸潤影、陰影などによって

ある程度は重症化を予見できる状況です。

 

 

結論からいうと、

厚労省の項目も、私の書いた状況も

もしも心当たりがあったりそういった人が身近にいたら

できるだけ人との接触を避けるための目安として

しっかりと、まずは第一に拡げない事を念頭に

冷静に行動してほしいということです。

 

 

杉本