杉の坊のつぶやき

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指定感染症格下げ

※内容はあくまでも個人の主観です。

 

ついに新型コロナウイルス感染症法上の「2類相当」を

政府が見直す事になったようです。

28日に安倍総理が会見を行うようです。

 

「2類相当」見直し検討 

コロナ、感染症法の危険度―軽症者ら入院除外も・厚労省

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020082600830&g=soc

 

 

現在の感染症法では、新型コロナは「2類相当」として

「2類」と同じ措置が取られています。

詳細は下記のリンクから。

厚生労働省感染症の範囲及び類型」(PDF)

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000040509.pdf

 

わかりやすく簡単にざっくり説明しますと、

危険度の高い順に「1類」~「5類」に分けられています。

「1類」では

交通制限、隔離、入院勧告、就業規制、消毒措置(対物)、

そして直ちに届け出が決められています。

 

新型コロナの「2類」では、

交通制限以外の項目に該当し、届け出についても直ちにとなります。

 

なお、「1類」「2類」については医療費は全額公費とされています。

 

 

今回の見直しで新型コロナが「3類」になった場合は、

入院勧告がされなくなり、医療費は患者負担になります。

「4類」になった場合はさらに就業規制がなくなります。

「5類」では7日以内の届け出以外の規制措置はありません。

 

 

現在の「2類」の状況ではいろいろな点で政府の責任が関わるので

「3類」以下にする事でほとんど患者の自己責任となるかと思われます。

また、公費負担を外す事ができるので、まぁそういった点からも

見直しすることは自然な流れなのだろうと思います。

 

政府側の意見としては、

隔離措置などの規制によって、軽症者、無症状感染者までもが

医療機関を占拠してしまうことでの医療体制への危惧を前提としています。

 

確かに現在の状況では無症状や軽症者によって

病床不足などが起こっているところもありますので

これから秋~冬の時期のインフルエンザや通常の風邪との兼ね合いを考えれば

見直しによって医療現場への対策としては期待できるのではないかと思います。

 

個人的には様々な思いからも見直しには大賛成です。

 

 

 

(※ここから下は愚痴ですので要らない人はここで読むのをやめてください)

 

 

 

新型コロナによって現在の社会状況を招いた事は紛れもない事実です。

政府による様々な後手後手施策と、

国民を混乱させるだけの対応を続けた事も事実です。

 

現在の社会状況を見ていて「2類」見直しは大賛成です。

 

というのは、

やはり何処まで行っても政府は自分たちや国自体の体制を見直すことなく

ただただ収入を追い求めるばかりで自分たちの身を一切削りません。

支出を見直す、現在の報酬制度を見直すなど、

一時的にでも国民の現状に寄り添った施策は感じられませんでした。

 

その一方で、国民は自らの生活のために経済を優先することになり

その結果本来は平行すべきである感染症に対する意識が微弱になり

「ただの風邪」として意識が変わっていきました。

 

感染初期のころは、もっと政府が国民生活を考えていると思っていたのか

比較的「自粛」などの危機感を持っている人が多かったと思います。

未知のウイルスに対する危機管理意識は流石であったと感じます。

 

しかし、現実には国は国民の生活を守ることを国民の自己責任とし、

インバウンド収入の消滅や、オリンピック延期(笑)による損失など

税収の減少ばかりを懸念し、現状の目の前の国民を

速やかに延命させる手段から目をそらしました。

 

様々な情報統制によって混乱を巻き起こし、

一方で国政の同時進行の大義名分の下、

国民に見えない間に様々な画策をしています。

 

都市伝説的な話しに感じる方々はそれでも構いませんが

現状としては経済に関しても株価やGDPばかりを物差しとして論じ

実社会での個々の労働力に対する発想はまるでありません。

 

結局の所落ち着くのも税収減少の話しばかりで、

国民のそれぞれが実生活の収入を絶たれて困窮している事には

全く見向きもしないため話しにすらあがりません。

 

自分たちは絶対に減らない収入の元

収入が減った国民の苦しい現状からの税収減なのに

その国民を生き返らせて増収する事よりも、

民選別のように現状を生き残れないものを見捨てて

生き残れるものたちへの重価税によって税収を確保しようとしています。

 

過去の記事でも書きましたが、

今の社会は一人ひとりの労働の積み重ねが経済です。

どんなにお金を持っていても、どんなに株価を投資で吊り上げても

実労働を行う末端の労働者がいなければ経済は成り立ちません。

 

その一番の根元を維持して守ると言う考えが

政府の発想そのものから消えうせている事を感じました。

 

 

話がそれたので戻します。

 

「2類」から格下げになればまず医療費は国民負担です。

それはいいとして、

そうなればそれぞれの感覚でそれぞれの責任となりますので

今後感染爆発が起きようとも、重傷者が激増しようとも

政府はもう二度と格上げしないと言う事は肝に銘じておくべきです。

 

日本の政治は一旦決めた事はどんなに歪で理不尽な状況になっても

絶対に変えません。だから国民への施策は何も決めない、決めようとしないのです。

自分たちの損得だけのときは光の速さで決めて勝手にどんどん実行します。

 

このまま収束に向かってくれれば、それはそれでいいことですが

もしもウイルスの常識としての秋冬時期での感染拡大、

時期で増加すると同時に強毒化変異してしまった場合でも

もう「2類」に戻る事はありません。

どんなに死者が増えても政府の責任になるような取り決めは行いません。

 

 

個人的に、くりかえしになりますが

今の社会の状況、人々の感覚などを考えれば

「2類」からの格下げは妥当だと思います。

 

ただ今後は皆さん「自己責任」です。

 

どんなに理不尽な扱いや差別を受けても、

クラスタがおきようが、家族が亡くなったとしても、

それは罹患した人自身が悪いのであって

それを決めた政府などに一切責任はありません。

 

そんなことよりも減った税収のほうが国民の僅かな命よりも

はるかに重くはるかに重要だと言う事です。

 

そういった事は十分に覚悟しておくべきだと

私は考えています。

 

 

杉本