杉の坊のつぶやき

実は知らない健康や医療に関する専門的な情報をお届けできるよう頑張ります!個人のつぶやきもあります

自粛を推す理由 その2

※内容はあくまでも個人の主観です。

 

連日自粛をおすすめばかりしていますので

内容的にはブログの趣旨から脱線しています。

 

いままでは、考える当人単体を中心に

自粛への考え方や目的などを書いてきましたが、

もう少し拡大して書いてみます。

 

新型コロナウイルス騒動に世間がおおさわぎする

少し前のブログで何度か触れている内容と重複します。

 

この感染に対する状況について

考えるべきものは自分の感染についてだけではない

というところは再三呼びかけてきました。

 

もう少し後ろに下がって考えるべきものがあるのですが

まず、

自分が感染した場合、感染しない場合といった

自分中心の考え方とは違って、

自分の身近な人が感染した場合、

望まずも近親者が濃厚接触者になってしまった場合を

少し考えてみるべきだと思います。

 

お仕事を継続する必要がある方々には

かなり深刻な部分であると思います。

 

続けなければ生活の維持、継続が難しい、

会社という枠組みの中で自己の判断は後回しになる、

社会の状況からも働かざるを得ない、

そういった、自分の意思と反して

やむをえず選択を余儀なくされている方々がいます。

 

私自身も、自分自身や自社の判断として

自粛と販売現場の中止についてはほんとうに葛藤しました。

 

生活を考えると苦しい判断であり、

今後の自社の経営という観点からも

大きなものの判断と要望に従わなければ将来に不安が出る

取引上の観点からも自社の独自判断は今後の取引の継続に

不和が生じる恐れだってあります。

 

その部分への不安は現在進行形で払拭できておらず

この騒動の収束後に自社がどのように扱われるか、

取引がどのように変化するかについて全く先行きは見えません。

 

しかしながら、自分の会社には従業員もいて

従業員にも家族がいて、生活があって、

営業を続ければお客様との接触は避けれない。

お客様それぞれにも家族や生活、仕事などがあって

それぞれが様々な状況の中で判断して行動しています。

 

まず、自社の商品は現在の社会状況の中にあって

生活必需かという点を考えてみても

基本的には不要、不急ではないかという点に加え、

必要な場合にはネット販売、通販や電話対応など

極力接触せずに商品を提供する事が可能であること等を考慮し、

自社として選択できる可能な限りの接触機会を減らし

結果的に従業員やお客様、その周辺に対して

たとえ僅かであってもリスクを減らす事を目的として

選択しました。

 

 

 

話を戻します。

自分の感染の有無に関してはいったんおいて考え

もしも、仕事や外出に関連して

気をつけていたにもかかわらず、望まずに

家族や身近な人、または手の届く範囲の方が

感染した場合、もしくは濃厚接触者となってしまった場合、

どんな影響が出るのか考えてみてください。

 

自分の視点から、身近な人が濃厚接触者となり

その経路において自分が接触の疑いがあった場合、

濃厚接触者の接触者として

症状の有無に関わらず、今では自宅待機となります。

 

その期間は接触が確認される日より約2週間。

 

指定感染症における法律上、

感染または濃厚接触の疑いに対しては

入院、隔離が義務付けられています。

 

現在は病床が不足している状況と

重傷者、発症者を優先するので、

感染者として確定していなければ自宅待機となり

無自覚無症状ながら感染が確定していれば、

自宅待機または指定のホテルなどの施設での

期間待機となります。

 

ではもしも、

感染が確定した人に対して、接触者経路の中に自分が含まれた場合、

問答無用で仕事は出来なくなり、

強制的に自宅待機か、検査に至った場合には

ほぼほぼ隔離を強制される事となります。

 

症状の有無や重症率や致死率などに関係なく、

今は法律上、自由は奪われて隔離される事になります。

 

平気なのかどうかは関係なく選択肢は失われます。

 

陰性を確定するまでの期間も

当然ながら仕事は出来なくなりますし

通常の生活を送る事ができなくなります。

 

そしてそれは自分だけではなく

関わった全ての人に影響するという事。

 

自粛を選択して我慢する事で

確かに生活への不安や、お金に関する不安

収入がなくなるといった負担は間違いなくあります。

 

しかし、もう少し考えてほしいのは

万が一の際には最低1ヶ月の行動制限を無理やりにでも

補償なく行わなければいけなくなる可能性、

そして、感染した場合には

再起のチャンス自体が大きな時間と共に失われるといった

自粛以上のリスクに見舞われることです。

 

自分が感染する感染しないに関わらず

とんでもないリスクがあることを考えてみては

どうかなと思っています。

 

初期にも指摘しましたが

感染しないに越した事はないし

何とか無事ならやり直すチャンスは残ります。

 

感染したり関わってしまえば

そのチャンスも失われ、補償もなくなります。

 

残念ながら風評被害は避けられませんし

収束後の経済の状況からも

通常でもやり直しが困難になるだろうし

もしもの際に失われる権利などは

今の時点では想像できないものとなります。

 

なぜだか自粛解禁ムードが漂い始めていますが、

このままいけば

おそらくは集団免疫を目標とすることになると思います。

集団免疫は

多くの犠牲の上に成り立つものだということを考えるべきですし、

集団免疫を提唱する事は自分の無事が前提で論じられる理論です。

 

 

 

杉本