杉の坊のつぶやき

実は知らない健康や医療に関する専門的な情報をお届けできるよう頑張ります!個人のつぶやきもあります

何と戦っているのか

※内容はあくまでも個人の主観です。

 

連日みなさん様々な状況、先が見えない不安

そして毎日のようにたくさんの情報にさらされて

何が本当なのかもわからなくなっているかもしれません。

 

マイナスの情報ばかりが錯綜している状況なので

本当に自分たちの「敵」は何なのか

考えてみるべきだと思います。

 

政府の対応については、

擁護的に考えれば政府にとっても答えの無い状況の中

自分たちが考えるべきことの部分からし

導き出す事は当然出来ません。

 

できないことはできないしかありません。

 

でも、やらないのとは違います。

 

様々な状況において、

いろんな理由からいろんな考え方をします。

 

入ってくる情報だけがベースとなりますが

本当にそれぞれの状況は違います。

 

嫌なニュースでは

感染者が悪者のように扱われたり

感染者が謝罪したり

医療関係者とその家族が差別的に扱われたり

県外者に対して誹謗中傷が起こったり

政府に対しての不満をだしたり

自粛しない若者を批判したり

営業をやめない店舗を攻撃したり

他にも本当に色々とおこっています。

 

全ては「ウイルス」がもたらしたものであって

お互いでお互いを攻撃しあっても

政府を批判してもコロナウイルスはなくなりません。

 

今、自分たちが戦うべきなのは

新型コロナウイルス」であって、

人の行動や発言、考え方ではありません。

 

少し冷静になって考えれば、

感染症」という点からも、その戦う方法は

ある程度は限定されています。

 

世の中で言われている自粛の目的は何なのか

どうして自粛を呼びかけるのかを考えることが出来れば

先にあげた状況がなぜ無意味な批判や非難の対象になるのか

残念ながらわかるかと思います。

 

批判や非難はそれらが悪いのではなく

根本的な部分が見失われているからです。

 

 

いつ、どこで、どのように感染するかがわからなくなっています。

 

自粛を否定的な人の多くは

感染したら自分の責任だと言います。

だから自由に振舞っていると。

 

しかし、感染した場合に人にうつす可能性があって、

感染者は、感染した自覚が無い場合があるのです。

 

自由に振舞うのはいいのですが、

もしも自分が感染していて自覚が無い状態であった場合、

接触した人たちを自分からの感染リスクにさらします。

 

現時点で入ってくる情報では

感染者の重症化率はおよそ20%と言われています。

 

数字では実際とはかけ離れますが

単純には100人に20人が重症化するとしても

残り80人は無自覚の感染者なので、

わからないからこそ

通常の生活を続ければ引き続き感染を拡大させる可能性がある

と言う事です。

 

そしてそこからまた20%の重傷者が出ます。

 

だからまずは自粛が一番簡単な予防であり

拡大リスクに対して外出と人との接触を極力避けようと

そういった判断につながるのです。

 

一部では確かに

この情報そのものがデマであるとの声もありますが

経済活動に実際に影響が出ているような状況の中

どちらにかけるか考えれば一目瞭然です。

 

たとえどんな人為的な操作があって人為的に情報が流されていたとしても

命の危険のリスクを無視するわけにはいきません。

 

また、自分が感染者でないと断言できない

全くわからない状況で、自分の大切な人や

家族に対してどのように接するべきかも、

普通の感覚であれば

考え方の違いなどではなく自然に至る答えだと思います。

 

コロナウイルスを拡げずに終息させると考えれば

とにかく人と人の接触を避けるしかないと

ウイルスが嘘かどうかも見抜けない現状としては

知りうる情報の中ではそれしかありません。

 

嘘かもしれないですが

ガラスを飲み込むような痛みに苦しみ

生死の境をさまよう、場合によって命を落とす

そんな状況になるかもしれない

そんな状況に家族や仲間をさらしたくありません。

 

私たちは今、

政府の対応に苦しんでいるのでもなく

感染者、非感染者の行動に苦しんでいるのでもなく

世の中の状況に苦しんでいるのでもなく

根元はウイルスの脅威にさらされているだけなんです。

 

新型コロナウイルスの存在と情報が本当なら、

社会の状況など

本当に大変な人々がいて、情報におびえながら

最前線で働かなくてはいけない人々もいて

経済の状況から生活が苦しく、このままでは

ほんとうに路頭に迷いかねない人もいます。

すでに倒産や閉店、閉館を判断している会社もあり、

従業員を解雇して対応する企業もあります。

 

いま、私たちがこんな状況で立ち向かうのは

経済危機でも政府でもありません。

 

一日でも、一時間でも、一分でも、一秒でも

可能性があるならばとにかくはやくウイルスを終息させたいと

ただそれだけのはずです。

 

ウイルスの特性は大雑把には、

人人感染がおきる、無自覚感染者がいる、

感染経路が終えない状況になっている、

重症化から命を落とす人がいる。

です。

 

一番重要なのは

「無自覚感染者が他の人に感染させる」

で、無自覚の感染者がいったいどれくらいいて

何処にいるのかもわからない状況で

症状が無いから自由に外出していいと

おもいますか?

 

無自覚だからいいのではなくて、

そこから感染が拡大して、誰を対象に重症化させて

誰を対象に命を奪うのか全くわからないのです。

 

両親、兄弟、子供、仲間、親友、仕事上のお客様、

旦那、奥さん、全く知らない人

接触した誰に何処でいつ感染させるかもわからない。

 

そしてそこから感染させた相手が重症化して

命を落とすかもしれない。

 

わからないからいいのではなく

悪気が無いからいいのではなく

可能性として考えられる予防をしたいと思いませんか?

 

いまはみんなでコロナウイルスと戦っているのではないですか?

 

自分がかかることに何も思っていない人

自分がかかっていても自分が軽症ならいいと思う人

 

世の中の全ての人も私自身も常に感染リスクがあって

もしかしたらすでに感染しているかもしれません。

 

自覚が無く検査結果を持っているわけでもありませんので

どちらかわかりませんが、

もしも感染していた場合

知らなかったからと家族や仲間や知人などに

むやみにうつしてしまうよりも、

自分が感染している前提で接する事、行動することで

わからないなりにそのリスクを減らす事はできるはず。

 

自分が重症化して死ぬだけなら好きなように生きます。

 

でも望んでいない人にまでそのリスクは押し付けたくない。

 

そう思うからこそ、自分は出来るだけ自粛するし

私自身はたまたま自分の仲間として働いてくれている

従業員などの行動を選べる立場なので

そういったリスクを回避できる選択も出来るので

仲間や家族を守るために私はそれを選びます。

 

様々な状況がそれぞれの人々にあると思います。

 

私は私の考えで今の判断を選べたので選びました。

 

そういったことが簡単に選べない、出来ない人たちには

それぞれの考えがあってそれぞれの選択があります。

 

それをむやみに否定するつもりも批判するつもりもありません。

 

ただ、今戦っている相手は

自分の意思と反して人を危険にさらす可能性があります。

 

ルールや常識では判断できない厄介な相手です。

 

いろんな状況があるいろんな人々には

本当に厄介な相手ですが、戦う方法として

自分以外の人に拡げないための心がけを持つしかありません。

 

間違ってはいけないのは

戦う相手は感染者となった人でもなく

勝手な行動をしたひとでもありません。

 

共通の敵はウイルスです。

 

ウイルスをはやくどうにかすることを考えれば

それぞれの状況で何をすべきかは

方法や内容は違えども同じだと思います。

 

出来るできないはありますが

できるかぎり皆で協力して

はやくこんな状況から脱出したいものです。

 

杉本