杉の坊のつぶやき

実は知らない健康や医療に関する専門的な情報をお届けできるよう頑張ります!個人のつぶやきもあります

意識が高まらない

※内容はあくまでも個人の主観です。

 

 

東京都での4月5日の感染者が142名となりました。

あくまでも検査によって確認された数ですが

確実に増加しています。

 

この週末の増加については

約2週間前の3連休が影響していると思われますが、

4月7日火曜日がちょうど2週間となるので

増加した状態が横ばいかもしくはさらに増加が予想されます。

 

私が生活している市では感染者が未だ1名の状態ですが

まわりの意識を見聞きしていると、やはりその感染者の少なさが

全体の危機意識に影響しているようです。

 

鳥取に代表されるように、感染者の少ない地域に出かける傾向からも

感染者が少ない事=安全 といった図式が成り立っているようで、

情報の捉え方と危機意識の低さ、感染症に対する理解が

全く出来ていないといった事をあらわしています。

 

今回の感染症の推移から見ても、

長距離の移動によるリスクの拡大が一番のポイントで、

無症状である事が未感染につながっている発想そのものに

警鐘を周知する段階に問題があるのだということがわかります。

 

ある一定以上の想像力とある一定の発想する能力がある人は、

今回の感染症について自分自身が無自覚感染者である可能性は

容易に予測、想像できる範囲でその情報も十分に出ています。

 

外出に関する自粛、休校などの目的と趣旨を理解していれば

休職や休校が、外出を促すものではないことぐらいは

常識的な発想を持つ人には簡単にわかることです。

 

しかし世の中の状況は、

自分が無自覚感染者(キャリア)であるという

可能性と前提をもって行動しているとは全く言いがたく、

もしもその可能性を考えながらも外出や旅行、帰省といった

県外などへの移動を行う人は「人殺し」だと私は思っています。

 

いくら自分の生活範囲での感染者がいないといっても

いつどこで感染者が現れるかもしれない状況ですし

3ヶ月前、年末年始の状況は、海外での大騒ぎでしかなく

まさに感染症による問題は対岸の火事であったと思います。

 

今後の拡大を防ぐ為に外出を自粛するのであり

自分がキャリアである可能性を考えて行動を制限しマスクをするのです。

 

昨日私は商業施設内を三世代で歩く家族連れ

妊婦と共にマスクもせず練り歩く夫婦を

たくさん見かけました。

 

マスクについては100歩譲って入手できていないと考えても

それならば外出を控えるべきですし、

必要な買い物ならば最低限の人数で最短で済ますべきです。

 

まるで平時の週末のような風景、

妊婦自身もそうですが妊婦を同伴させる男性

現在のリスクを全く意に介していないのか

理解に苦しみますし、

家族を守るといった、ドラマや映画に謳われ感動する行為は

いったい何処にいったのでしょう?

 

それらを総合して考えると

はっきり言って「頭が悪すぎる」としか言いようがありません。

 

コロナを全く気にしない姿をかっこいいとでも思っているのでしょうか?

そういう人は絶対に感染しても医療機関を使わないでほしい。

 

社会のあり方も、

生活に必要な業種の営業は避けれないと言っていますが、

生産、加工、販売といった分野が感染拡大で止まったら

お金が無くなって死ぬ前に物資の枯渇で死んでしまいます。

 

実際に、海外からの輸入に関して

小麦などの輸出を各国が制限し始めていて

単純に小麦が不足するとパンなどが出来なくなり、

パンが出来なくなれば米になりますが

今まではパンや麺といった部分で供給が満たされていた米は

一瞬でなくなって不足します。

 

原料生産分野が止まると一瞬で食糧難に陥る事は目に見えていて

物流以前に大問題であると危機意識を持ってもらいたいです。

 

飲食店なども、食材を提供する分野が止まってしまえば

営業以前に調理提供が出来なくなります。

 

こういった根元を守るためにも

今回りに感染者がいない状態を維持する為に

少しでも接触などを減らしてリスクを潰していく必要があります。

 

元気な人たちは

暇つぶしをしないといけないとか言っている場合ではなく

まず自分が無自覚感染者であると考え、

身近な人にうつさない、街中に拡散しないように出歩かない

といった事を徹底する事で

ようやく感染者の増加が止まる状況だと気付いてほしいです。

 

 

本当にどうにかしないといけなくなるまで

後悔と共にしか動けなくなっている今の世の中では

たぶん無理でしょうね

本当に今のままでは

 

 

杉本