杉の坊のつぶやき

実は知らない健康や医療に関する専門的な情報をお届けできるよう頑張ります!個人のつぶやきもあります

感染拡大は想像力のなさから

※内容はあくまでも個人の主観です。

 

感染拡大がおさまらないなか、

様々な方面での動きに変化が現れています。

 

一般企業では、

自粛を強める企業がある一方で、全く逆の動きをする所もあります。

 

百貨店ではそれぞれの判断によって

営業時間短縮の延長や定休の継続も行われるところもありますが

通常営業に戻すといった動きもみられます。

 

多くの医師が緊急事態宣言を求めている状況ですが、

現状として実感できない環境が続いているのも事実で

その結果、判断する立場の人たちの危機感の無さが

そのまま反映されているといえます。

 

政府と企業は

実質的なお金の動きなどを前提に判断し続けているので

自分の足元に火が点くまでは、現実的な対応はしないでしょう。

 

個人で働いて生活している人たちは

そういった環境に対して従うしかない為

世の中そのものが判断することに従事しなければ

生活が成り立たなくなりますから仕方がないとも言えます。

 

私個人も仕事の関係上

そういった判断に従うしかないのですが、

いまの世の中の状態は非常に問題だと感じています。

 

企業に焦点を当ててみても

確かに経済状況として営業を行わなければ

経営そのものも難しくなりますし

従業員に対しての対応についても悩ましい事になります。

 

しかし、

現在の状況では本格的な経営難というには少し微妙ですので

何とか経営を続けていかなければと判断する事になり

その結果、できることなら通常の営業を強行したいと思うのは

仕方が無い事だとは感じます。

 

ただ、営業を強行したりというのは結局の所「お金」の問題で

従業員の安全や、将来にわたる世の中の状態を見据えているとは

到底思えません。

 

また、

社会全体の状態が今の状態よりももっと悪化したり、

強硬姿勢を続けた結果、自社内より感染者が発生し

そこからとんでもない感染拡大に発展したときには、

この騒動が収束した後も、非難の対象として扱われることは

目に見えている事です。

 

いったん自社のブランドにそのイメージがついてしまえば

危機管理の観点からも信用を失ってしまう事は間違いないですし、

収束後だからこそ指摘される、結果論に基づいた非難を浴びる事に

なるのは自然な流れかと思います。

 

今日の時点でも、

世の中の人の意識のなかには

「自分は大丈夫」

「身近に無いから実感がわかない」

「自分がかからなければいい」

「手洗いうがいを徹底すれば大丈夫」

と言った意見が多い事に驚きます。

 

世界各国の状況や、国内だけを見ても

自衛と予防の意識で十分なら、感染は拡大していないと

単純にわかる事なのですが、

どうしても有事に際して自分を対岸に置く癖がついていて

これほどまでに大事になっている状況についても

対岸の火事にしか感じていない人があまりにも多いうえ

自粛や休校などについても

その火の粉が関係ない自分に飛んできたとばっちり

程度にしか思っていない人が本当に多い事に驚きます。

 

私も含めて今しないといけない事は、

まずは

「自分が感染していると考えること」

そして

「人にうつさないようにする」

事が第一です。

 

感染者が撒き散らしているといった意見が多いのですが

自分が無自覚感染状態である可能性を考えるべきで、

自分はかかっていないから大丈夫といった発想で外出を続ければ

当然ながらそこから無意識に感染を拡げてしまいます。

 

企業に関しても、

症状が出ていない感染者の可能性を考えるべきで

そこからもしも重篤な重傷者を出し、さらに感染爆発の原因に

なってしまう事を考えれば、

収束後のリスクを考えて今は過剰であっても自粛を優先すべきです。

 

企業は、自社のリスクを社員や取引先に背負わせるのではなく

自社の存続のために行政に対して求める事をすべきで、

今守るべきはやはり「人」である事を

今一度考える必要があると思います。

 

何よりも一番の問題は

個人のレベルにまで落とした生活支援策を行政がやるべきで、

生活というものにはそれぞれに細かい必要性が計り知れないほどあり

そういった事を一律に解決する為に最低限必要なのが「現金」であって、

家賃にも医療費にもガソリン代にも使えないような「券」は必要ありません。

 

またその金額に関しても、

決めている人たちの一回の食事で消えるような金額を提示して

これで当面しのいでくださいなどといったふざけた対応を

し続けている場合でもありません。

 

何のために生活を保証して生き延びさせるのか、

今、どんな国家的損失を出してでも国民を守る選択をする必要があるのか、

それこそが間違いなく収束後に復興させるべく経済のためであって

現状維持に躍起になりすぎてその根幹が失われる可能性があるときに

二の足を踏んだり迷っている場合ではないと思います。

 

本当に批判を恐れるのであれば、

目の前のお金よりも、将来の本気を今買うときではないかと

心から思います。

 

とにかく今は少しでも早くこの騒ぎを終えたいと思うはず。

 

それならば、全員が感染している可能性を前提に

完全に動きをいったん止め、感染者を限定して

対応に全力を向けるべきです。

 

いったんとめるができなければ

長引く事は避けれないのではないかと思います。

 

どんなにマイナスになってもいったんとめて我慢して

出来るだけ早く終結させてやり直すのと、

じりじりといつまでも終わりの見えない辛い状況を続け

バタバタと倒れていき、ようやく終わりを迎えたときには

取り返しのつかない被害になって、人も企業も減って

経済を取り戻すのが困難になる事を天秤にかければ、

とにかく被害を最小限にとどめる事が

経済再生の近道である事も

想像できる事だと私は思います。

 

 

政府も行政も企業も世の中はそうではないみたいですが

 

杉本