杉の坊のつぶやき

実は知らない健康や医療に関する専門的な情報をお届けできるよう頑張ります!個人のつぶやきもあります

マスク熱中症と次亜塩素酸水について

※内容はあくまでも個人の主観です。

 

ここまでの記事で「熱中症」と「次亜塩素酸水」について

色々と書いてきたことについて、

さらにおさらいと補足を書いておきます。

 

まずマスクによる「熱中症」のリスクについて、

テレビなどではマスクによる熱中症のリスクを

かなり危機感を煽る形で報道しています。

しかし、環境や状況を考えることが重要で、

医療従事者のように防護服など、通常でも熱をこもらせてしまう

そんな服装や環境などでは確かにリスクは高まりますが、

一般的な日常生活においてはマスクのあるなしに関わらず

熱中症リスクについて、マスクだからと過剰に考えず

平時と同じように熱中症について気をつけるように

取り組む事が一番です。

 

平時においても熱中症は、

屋内、屋外関係なく誰にでも平等に可能性があります。

「~~だから大丈夫」という基準は無く、

その時々の体調、状況や環境などによって

いつ誰がなってもおかしくないものでもあります。

ですので、普段からもそうですが

頭の片隅に「熱中症」について気をつける気持を

少しでいいので持っている事が一番の予防になります。

「~~しているから大丈夫」という風に

準備しているつもりになって熱中症への考慮を忘れてしまう事が

一番危険であることを理解するべきだと思います。

 

ただ、過去の記事でも書いたように、マスクをする事での

水分補給について気をつけなければいけない点はあるので

水分補給については気をつけるようにしましょう。

 

 

次に「次亜塩素酸水」について、

文部省が全国の小中学校に対して、次亜塩素酸水の散布など

空間除菌を目的とした散布をやめるよう通達しました。

 

次亜塩素酸水についても過去の記事で紹介しています。

安全性や実際の効果は別として、現状として加湿器などでの

散布はやはり様々に懸念される要素がある以上

控えておくに越した事はありません。

 

個人的には、次亜塩素酸水の加湿器などでの空中散布は

人がいなくなった部屋や空間に対して、

人の不在時の空間全体、壁や家具などを除菌する目的として

不在時限定での散布はいいのではないかと思っています。

学校であれば教室や校舎内などを、

全体的に除菌、殺菌する目的で、人がいない時間だけ行うのは

実際にはどうかわかりませんが次亜塩素酸水に効果があるなら

有効な方法ではないかとは考えることができます。

 

ただし、宿直の方や警備巡回などでその空間を歩く際には

呼気などで吸い込まないようにしっかりと工夫する必要は

あると思います。

 

 

以上のように、

熱中症についてはマスクの責任を考えるよりも、

生活するどのような状況でも可能性があるものとして

しっかりと意識を持っておくことが大切と言う事と、

次亜塩素酸水については、

それほどにこだわって使うべきではないものである事、

この二点についてあらためてお知らせしたいと思います。

 

 

最後に、

マスクの使用について、いまだに

「感染者がすべきもので、予防には意味が無いのでは」

と言っているテレビのコメンテーターがいましたので

もう一度マスクの必要性について。。。

 

無自覚感染者である可能性が高いウイルスで、

誰がいつ何処で感染しているかわからない。

無自覚感染者から感染が拡がるので、

全ての人が感染しているかもしれない前提で考えるなら

双方の効果を鑑みてマスクを使用することが望ましい。

感染した場合、無自覚なのか重症化するのか死に至るかは

感染してみないとわからない。

だから少しでも拡げないためにもマスクは有効である。

 

感染者が拡げない為のマスクの有効性は理解できて、

なぜこの理屈が理解できないのか本当に謎です。

 

ちなみに、予防効果に関しても

確実にマスクが無いよりあるほうが効果があります。

拡散予防に関しても効果があります。

 

暑いからしたくないのはわかりますが

マスクを否定して、つけないことを貫くのもいいですが

知らない間に感染して知らない間に誰かにうつして

その知らない誰かが重症化して死んでしまうかもしれない。

 

人が死ぬかもしれないその可能性に気を付ける事よりも

自分がやりたいからやる

自分は納得できないからやる

知らない人なんてどうなろうが関係ない

 

マスクによる僅かな予防の可能性を否定して

自分の我慢できない気持のほうが大切ならそうすべきです。

 

 

杉本