※内容はあくまでも個人の主観です。
新型コロナウイルスによって首都封鎖の可能性が挙がっています。
そんな中、中国で新たなウイルスによる死者がでたと
英紙「The sun」(3月24日付)が記事にしています。
中国南西部雲南省にて男性が移動中のバスの中で急死しているのが発見され
男性の体から検出されたのは新型コロナウイルスではなく
ハンタウイルスであったというものです。
この「ハンタウイルス」については
厚生労働省「ハンタウイルス肺症候群」ページ
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-04-25.html
を参考にして頂ければと思いますが、
基本的にはネズミによって媒介されるウイルスで
感染経路としては、
(1)ウイルスを含む排泄物(尿、便)唾液により汚染されたほこりを吸い込む(これが最も多い)
(2)手足の傷口からウイルスに汚染されたネズミの排泄物、唾液が接触して入る
(3)ネズミに咬まれる等
媒介動物は、米国ではシカシロアシネズミが
南米ではコットンラットがウイルス保有動物として最も一般的で
ウイルスを媒介するこの群のネズミは米国、カナダ、
中南米(チリ、アルゼンチン等)にも存在しますが
このネズミとウイルスは日本では見つかっていないということです。
情報だけではアジア圏にこのネズミがいないように思えますが
中国で見つかった事から今後が気になるところで
英紙などでは第2のコロナウイルスか!?といった見出しになっていて
発見された市では感染病の監視とスクリーニングを開始していて
今の所その男性以外の感染者は見つかっていないとの事です。
感染経路が断定できれば予防対策も立てやすく
すでにわかっているハンタウイルスの感染が人人ではないので
現状では特異な感染例だと思われますが、
もしも新型コロナウイルスに類似する感染拡大につながった場合、
致死率が50%と非常に怖いウイルスですので
警戒を緩めずに速やかに原因究明など対応してほしいと願います。
杉本