杉の坊のつぶやき

実は知らない健康や医療に関する専門的な情報をお届けできるよう頑張ります!個人のつぶやきもあります

迷走する方針

※内容はあくまでも個人の主観です。

 

新型コロナウイルスがイタリアを凄まじい状態にする中

日本の政府は今後の方針に迷走を見せています。

 

オリンピック開催について諸外国から非難を浴びはじめていますが

海外の状況を踏まえて、いくら日本が沈静化していても

予定通りの開催はあまりにも自分本位過ぎます。

 

たとえ開催にこぎつけて、オリンピックに関する利権など

いったんはどうにか格好を付けれる形になったとしても、

オリンピック終了後に失われる国益は計り知れませんし、

いったんそういった判断をしてしまった国として

今後は所詮アジアの島国として見下される事は

言うまでもないと思います。

 

延期に関しても、日本の状況を前提にするのではなく

世界の平和の祭典として各国の状況を踏まえて考えるべきで、

予算が、投資がと、人の命や平和や安全よりもお金を優先していると

言わざるを、言われざるを得ないような発言や対応を続けている事は

将来のために絶対に良くない事だと思います。

 

世界に誇る経済大国である理由はそういうことなのだと

多くの人の記憶に刷り込まれる事だと思いますし

その結果、将来的な貿易に関しても民間企業のレベルでは

人情的に見られていた日本企業に対しても

お金にはドライに扱われることも増えると思います。

 

そうなってしまえば

日本経済としても問題なのではないかと私は思いますし、

やはり将来的な経済損失は否めないと思いますが

現時点でのマイナスと出資にしか興味が無いみたいで

自国の国民に対する経済援助や減税などの負担軽減措置に関しても

いつまでもやらないで済むことばかり考えていることが

透けて見えるのが非常に残念です。

 

消費税も減税の話が出ていましたが

一部のくそくだらない指摘によって撤回されているようで

いったい誰の為の政治なのか本当に疑問しか沸きません。

 

いったん国民の生活と、実働的な現場の回復を前提に考えるべきで

現状維持と図りにかけようとする事が本当に愚の骨頂だと

心のそこから思います。

 

いまこそ、減税によっての税収減や、納付の先送りなどによって

実質的にマイナスになる部分を何とかする方向で考えるべきで、

いったん下げたら上げれないとか、子供の言い訳のような理由で

減税や生活負担の軽減を見送るべきではありません。

 

実際、どんなに国民の同意を得られなくても

あげたいときに増税して、決めたいときに勝手に決めてるじゃないですか。

 

そんなときだけ国民に選ばれた国民の代表だと主張して、

国民が本当に困ったときに何もしてくれない

的確に流石だと思うような対策を立ててくれない

自分たちの腹を痛めずに安全な所から見下ろすばかり。

 

今回のコロナウイルスの騒動で

いよいよ政府のあり方を真剣に考える人も増えたんじゃないかと

思いたいところです。

 

本当の意味での納税の大切さや

本当の意味での国の機能との向き合い方や

自分たちが選ぶ事の重さなど

 

本当に大切な事って

次の世代にはつながってないと思うんです。

 

学校では当たり前にそういった部分を教育して

疑うことなくそういったものだと考える優等生もいます。

 

でも、

経済を作っているのは

政治家でも、投資家でも、資産家でもなく

ひとりひとりの労働が積み重なった結果のはず。

 

どんなにお金を使っても、どんなに決まりごとを組み立てても

結局はひとつひとつのものが売買されて小さなお金が動いて

それが積み重なって企業になって、株価になって、経済になるはず。

 

資産家がいくら私財を投じて株価を維持しても、

その投資先の企業の従業員たちがいなくなったら

その企業は終わるんです。

 

経済経済という言葉を耳にするたびに思います。

 

人々の生活を糧に作り上げられている経済なのに

経済=お金という発想になり実体が見えなくなってしまっている

今の社会。

 

国も同じです。

 

国民が自国の領土で生活を行ううえでの活動から

様々な需要と供給、経済活動があってはじめて税収となるはず。

 

その国民たちが疲弊して生活も立ち行かなくなったとき

どうやって経済を動かしてどうやって収益を生んで

どうやって税収とするのか。

 

ただ、

継続中ですが今回の騒動で

国民のひとりひとりも考えなくてはいけない状況でありながら

いつまでも対岸の火事の感覚が消えないゆえに起こる問題が

毎日のように報道される事を悲しく思います。

 

 

杉本