杉の坊のつぶやき

実は知らない健康や医療に関する専門的な情報をお届けできるよう頑張ります!個人のつぶやきもあります

空気感染について

※内容はあくまでも個人の主観です。

 

WHOが空気感染の可能性を示唆しました。

Yahoo ニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/5fad992d7c690f734e70cad7e7c6a2d1a0b2c945

 

 

正直「いまさらなにいってんの?」というのが私の感想です。

 

もともと、空気感染についてなぜいわれてこなかったのかと言うと

空気感染という発想には『定義』があって

その定義にあてはまらないから空気感染ではない

というのが理由です。

 

一般の素人の認識では、

空気にウイルスが混じって浮遊して感染するのが空気感染

というイメージかと思います。

 

実はこのイメージ、浮遊する、または空気中に漂うウイルスの形状

というか、ウイルスの状態によって定義が異なります。

 

研究上であったり、専門分析上の定義ならばいいのですが

実生活上には役に立たないくだらない定義設定なので

細かい説明ははしょりますが、

わかりやすくざっくりと説明すると

空気感染のもととなるウイルスが空気感染の定義に沿った状態なら

空気感染と呼び、そうでなければ空気感染ではないとなります。

 

「空気感染はしない」という報道も、これがベースなので

空気では感染しないと単純に思ってしまいますが

そんなわけないのです。

 

現在の感染原因のひとつである「飛沫感染」は

ウイルスを媒介する形状が「飛沫」であるから飛沫感染になる

ということです。

 

ちなみに飛沫の定義にあてはめてかんがえられたのが

ソーシャルディスタンスですので、

飛沫は2メートル以上飛ばないなどの定義を前提にしているので

定義を超える予測をしていません。

 

今回の発表において重要なポイントとしては、

飛沫ではありえない感染距離などを出しているが

その原因となるウイルスの形状が空気感染ではないため

飛沫感染でも空気感染でもない状態であるという

なんともお粗末な笑える論議を繰り広げている状態です。

 

そもそも過去にも指摘してきましたが、

空気中に漂う形状や定義にこだわるよりも

実験的な可能性を優先すべきなのですが

やはりそこは学者と政治のなせる業ですね。

 

社会と経済のために結論の無い、決定できない解釈をこねくり回して

よくわからない状況をわざと作り出しているとしかいえません。

 

 

小学校の実験レベルのお話しで

小学生ならそこにさまざまな想像力と応用が加わります。

しかし、頭のいい大人になると

基本的な定義や決まりが優先され、何事もものさしで図ろうとします。

 

本当に今回のコロナ騒動は

有事の対応による人間のくだらなさと浅はかさを浮き彫りにします。

 

 

杉本