杉の坊のつぶやき

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川崎病のような症状とは

※内容はあくまでも個人の主観です。

 

欧州やアメリカなどで新型コロナウイルスに感染した子供の中に、

川崎病」に似た症状が出ている症例が相次いでいる件について

様々な研究者の意見が出ています。

 

まず「川崎病」とはどんなものなのかですが、

日本の小児科医である川崎医師が発見した発熱性疾患で

小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群というもので

主に乳幼児が罹患するものを言います。

世界共通で「川崎病」と呼ばれています。

 

目に見える症状としては、

突然の数日間の高熱、目、唇、舌などの充血、発疹などです。

 

全身の血管壁に炎症が起き、1〜2週間から1ヶ月ほど熱が続き、

炎症の強度によって血管に瘤ができることもあります。

 

原因としてはまだはっきりとわかっていないので様々な説があります。

感染症、自己免疫疾患、抗原、RNAウイルスなどそれぞれの説があり

特定には至っていません。

 

主な症状として全身の血管での炎症があり

新型コロナウイルス感染者から同じ症状が見られるため

カニズムと共に現在特に注目されています。

現時点では炎症性サイトカインとの関係が最も有力で

炎症性サイトカインの放出や抗炎症性サイトカインの働きなどに

注目が集まっているようです。

 

人の体の免疫機能の働きが重症化などの大きな原因ですが

正常ではない働きになっている原因が特定できないため

膠原病などに分類される自己免疫疾患である可能性が

最も高いと考えられているようです。

 

杉本