杉の坊のつぶやき

実は知らない健康や医療に関する専門的な情報をお届けできるよう頑張ります!個人のつぶやきもあります

このタイミングですかねぇ。。。

※内容はあくまでも個人の主観です。

 

14日、39県における緊急事態宣言の解除を発表した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため重点的に対応している13の「特定警戒都道府県」でも、茨城、岐阜、愛知、石川、福岡の5県は解除となる。東京と神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫、北海道は引き続き緊急事態宣言の対象地域で、外出自粛が要請される。

 

というわけで、

このタイミングかと思いますので

これまでコロナウイルスにおける社会状況について

個人的な見解や思いなどを書いてきたことにについて

一応言える事は言っておこうと思います。

 

まず、

現在の傾向はひとえに「自粛」の効果があった

といっていいと思います。

様々な状況の中、思いのほか長引きはしましたが

収束を目指せるところまでこれた今の状況は

しっかりと感染拡大に対して留意した人々の成果

だと思います。

単純にウイルスの拡大力に対して、

動かない人の量が上回ったおかげでしかありません。

 

日本の習慣や文化なども大きく関わったと思いますし、

何よりも国民の7割近くの人々が本当に苦しい中でも

「自粛」の意味をしっかりと理解し出来る事を選択して

それぞれが気をつけた事が結果につながっていると思います。

 

結果オーライといえばそこまでですし

本当に自粛の効果かどうか証明できるものもありません。

理由はどうあれ実際にそういった傾向に進んでいる事は

非常に良いことだと素直に思います。

 

ただ、この一つ前の記事でも書いたように

未感染状態の人が多い可能性があるため、

油断してしまえば振り出しに戻ってしまう事も

大いに予想されるので、

もうしばらくはしっかりと気を引き締めて

本当の収束をめざしたいところです。

 

 

このタイミングで、

言ってしまうと凄くつまらない人間になる事は承知で

一つだけどうしても言っておきたいことがあります。

 

初期からコロナをあまく見ている人、

感染することを怖くないといっている人、

たいした事ない、騒ぎすぎだといっている人、

こういった人たちは収束すれば間違いなく

「ほら!俺の(私の)言ったとおり問題なかったでしょ!」

と、声高々にドヤることは目に見えています。

 

絶対に違います。

あなたがたとは違う本当に我慢した人々、

本当に危機と現実に直面し激務に従事した人

悔しくも身内をなくされた人、

そして何よりも自分のできる範囲で

きちんと気を付けた、心がけた人々の出した結果であって、

あなたたちはよくわからない根拠の無い自信と

問題に向き合わない的外れな理論をふりかざし、

対策に取り組み留意し真摯に向き合った人々をあざ笑っただけで

あなた方は実際には何もしなかったのだと言っておきたいです。

 

2週間後、3週間後と呼びかけていた人々を

今になって批判的にいう方も多くなってきている事は

本当に残念で悲しい事ですが、

そういった危機感を呼びかける事によって防げた事は

今の状況を見ても本当にたくさんあったと思います。

 

危機や危険を強く呼びかけ、

多くの人が無理ながらも協力したからこそ

危機や危険を回避できたと考えるべきであって、

そもそも大げさに言いすぎだと批判する事は

まわりが再三注意した事を無視して川の中州でバーベキューをして

増水して取り残されたときに「はやく助けろ!」と暴言を吐いたり、

注意されたような状況が起こらなかったことに対して

「やめる必要がなかっただろ!」と文句を言うような

そんな愚劣で浅はかで稚拙な人間性と全く同じだと強く指摘します。

 

自分の周りにたまたま何事も無かったから良かったのであって、

呼びかけられた内容の危機にならなかった事を批判するのは

危機的な状況に対しての想像力もなにもあったものではありません。

「予防する」「気を付ける」という言葉は使わないんですか?

危機的な状況にならないようにするために呼びかけるのであって

ならなかったら普通に「良かった」と思うのが常識的な人の考えです。

 

風邪をひかないように予防や注意をしていて

ひかなかったからと予防や注意をやめますか?

規模の大小で変わるだけでむちゃくちゃ単純なことだと思います。

 

人が注意を促してくれているものをどう判断するかは確かに自由です。

でもそれを否定したり批判したりするのであれば

自分がもしも指摘された状況、危機的な状況になった場合に

誰かに助けてもらおうと思わないでほしい。

 

留意していたにもかかわらず亡くなっている人がいます。

気をつけていたにもかかわらず感染から重症化した人もいます。

そういった方々は本当に残念で悲しい事です。

 

たとえ僅かであっても目に見えなくても、自分に関係なくても、

このウイルス騒ぎによって苦労している人がいて

なんとかしようと必死になって戦う人たちがいて

実際に被害にあわれているそういった方々がいるのに、

状況も内容も違う死亡者の数と比較して少ないだとか

何かと言えば他の数字を持ち出して比較する人もいますが

たとえそれが自殺者だろうが事故死だろうが病死だろうが

それぞれの背景と問題に対して考えるべき事であって

そもそも一人でも人が死んでいるなら問題として考えるべきなんですよ。

 

世界中で数十万人の死亡者がいて、そのそれぞれに生活も家族もあって

他の国だから関係ないわけでも、

他の国より日本は死亡者が少ないから大したことないではなく、

全ての死亡者にも様々な環境や理由があるのにせよ命を落としてます。

 

なにも気をつけず何も留意せず、思うが侭に行動していながら

たまたま自分が感染しなかっただけでウイルスを軽く扱う発言をしたり

気をつけている人を馬鹿にしたり大げさだと笑ったりしてほしくない。

 

ウイルスを全く気にせずに過ごす人、過ごせる人は

じぶんたちが関係ないと馬鹿みたいに思い込んでいる一方で、

苦しみながらも真摯に取り組んで協力している人たちのおかげで

自分たちが直面しなくていい状況になっているだけです。

もしも欧米のような状況になって

強制的に行動を制限せざるを得なくなったら

誰よりも騒いで誰よりも不満を言うのもあなたたちでしょう。

そうならなかった事、

他人事として笑い飛ばせる状況を維持してくれた事

結果的に自分に被害が及ばなかった事を

素直に良かったと感謝すべきです。

自分はしなかった事、否定していた事、やりたくなかった事を

多くの人が取り組んで戦ってくれていたからこそ

今の状況があるのだと思うべきです。

 

実際に望まずに亡くなっている人がいるんです。

もしかしたら自分が、家族が、友人がというような

そんな想像力も思いやりも無く、人事満開で狭い視野で振舞う人が

目に見えるところにもいるのが本当にガッカリです。

 

 

日本ではいまのところですが

諸外国のような感染爆発による惨状はおきていません。

しかし、一歩間違えればなっていたかもしれません。

もしかしたらまだこれからかもしれません。

 

様々な要因が関係して幸いにも深刻な状況にはなっていないのであって

そもそもがそういった問題であったかどうかは議論すべき事ではないはずです。

 

本当に多くの人が今の状況でも苦しんでいて、

欧米のように今以上に深刻な状況になど、

なってほしいわけがありません。

 

何も自分に起こらなかったからといって

「やっておけばよかった」「自粛するんじゃなかった」

ではなく、今の状況はそのやめた事や自粛の積み重ねによって

もたされた結果であると理解すべきですし

普通に考えればそう思えるのが普通の人です。

 

これからもしもコロナが収束?終息?宣言を迎えても

今度は本格的に経済的な問題と向き合わなければいけなくなります。

当然ながら大増税と政策による生活への強力な圧迫が待っています。

歴史にあるような、とんでもない年貢に苦しみ

飢えて苦しむ農民のようなそんな

現状よりも厳しい現実がこの先口をあけて待っています。

今はコロナという共通の敵がいて、そのために苦しくはあっても

皆が助け合ったり励ましあったりといった状況がありますが

コロナが去って問題が経済や実生活だけになったときに

人はおそらく助け合う事は今のようにはできないでしょうし

生活苦に関しても、コロナと違って言い訳できない状況に変わります。

 

 

まずは緊急事態宣言の一部解除ではありますが、

特定警戒都道府県ではまだ継続の所もあります。

 

緊急事態宣言=自粛 ではなく、

緊急事態宣言が出る前も「自粛」をお願いしていました。

 

緊急事態宣言が出たときに多くの人が

「今と何がかわるの?」といっていた事を思い出し、

解除されたからと通常に戻る意識になるのではなく

収束?終息?宣言が出されるまでは、まだ油断することなく

引き続き取り組みを続けていく必要があります。

 

 

杉本