杉の坊のつぶやき

実は知らない健康や医療に関する専門的な情報をお届けできるよう頑張ります!個人のつぶやきもあります

血液サラサラ

※内容はあくまでも個人の主観です。

 

新型コロナウイルス感染症の症状に

血栓の形成傾向があったりと

血液のつまりなどの懸念が示されています。

 

毎日の食事や生活習慣によって血液の状態は変化します。

 

 

よく、血液や心臓の病気などに良いといわれるものに

DHA(ドコサヘキサエンサン)・EPA(エイコサペンタエンサン)

がありますがとても有名ですね。

 

イワシやサバなどの青魚などに多く含まれていて

健康に良い、不飽和脂肪酸として認知されていますが

実はこのDHA・EPAは魚自身が体内で生成できません。

 

この成分を作っているのは世界中の海や河口に生息するアメーバ様微生物類です。

ラビリンチュラ」と呼ばれる微生物類で

細胞のまわりに迷宮(ラビリンス)のようにみえる

網状構造の細胞外細胞質があることから名付けられています。

 

ラビリンチュラ類は全て、

吸収や捕食を行う従属栄養性の生物群で、

光合成は行わず、捕食は食作用によらない

細胞外消化吸収をおこないます。

主に細菌類や真菌類、水棲の多細胞植物などを

細胞表面で消化して吸収します。

吸収した栄養分は細胞内に油滴として蓄積され、

この油滴には高度不飽和脂肪酸(DHA・EPAなど)が含まれます。

油滴は様々であり、

特にディプロフリス属では巨大な油滴を発達させる種が見られます。

 

大きさは10マイクロメートルほどのもので、

食物連鎖の過程で大きなものへと油滴が蓄積されていき

その結果としてイワシやサバといった魚の体内に含まれ

固まりにくい脂肪分として使用されます。

ほかにも「ラビリンチュラ」類の中には

化粧品などに使用される

「スクワレン」という油を合成するものもいます。

 

含有量などに関しては

魚も大きければ大きいほどよいのかというとそうではなく

EPAに関してはイワシ、DHAはマグロが最も多いそうです。

 

藻類も油が作れる事がわかってきていますので

油脂類を植物プランクトンも作っていることも言われています。

ユーグレナ藻などのβグルカンなどもそうですが

将来的な展望として

魚からだけでなく安定的で安価な供給が可能な事など

期待できる要素はとても多いと思います。

アレルギーの方などにはいいことですね。

 

微生物の働きは地球上において非常に重要で

生物の生命活動においてもとても偉大な存在です。

 

 

今の社会の状況は

毎日の生活習慣や食事などを見直すとても良い機会です。

体を健康に維持する事はすべての事につながります。

せっかくなので少し意識してみましょう。

 

 

杉本