杉の坊のつぶやき

実は知らない健康や医療に関する情報を発信

罹患率の発表

※内容はあくまでも個人の主観です。

 

2019年最初の記事です。

おくればせながら。。。

 

あけましておめでとうございます

本年もどうぞ宜しくお願い致します

 

さて、今年にはいってのニュースでは

日本の都道府県別がん罹患率ランキングなるものが発表され

各報道では様々な意見が飛び交っていますが、

個人的意見として

なんと無駄なランキングの発表

なのだと憤りを感じています。

 

罹患率は、患者の住所を基本として

都道府県別にがん発見を罹患率として統計したものですが、

この統計に何の意味があるのかいささか疑問です。

 

ニュース内で言われていましたが、

都道府県に対して、ランキング上位の原因を問い合わせたり

ランキング下位の都道府県に問い合わせたり、

ランキングを基にした都道府県の食生活を背景にしてみたりと

とにかく視聴者や情報を真に受ける方々に対して

非常に危険な報道となっています。

 

例えば、

日本海側や寒い地方などでは保存食を前提とした

塩分の高い食生活であるため罹患率が高いなど、とにかく大雑把過ぎます。

 

塩分とがん罹患率の関係性のデータというものは厳密には存在せず、

あくまでも生活習慣病などを基本とした仮定の話しであって、

塩分ががんを引き起こす原因である根拠はありません。

 

医療的な根拠として話が出ている事を多く見受けますが

細かいことを言えば、原因であるといった意見もあれば

因果関係はほぼないと考えるいけんも存在するのが現状で、

そもそも塩分は人体にとって非常に必要なものなので、

塩分が全て悪いのではなく、その摂取の方法やバランスが

最も重要な部分です。

 

今回のランキングにまつわる報道などを聞いていると、

寒い地域のほうが比較的罹患率が高く、

罹患率の最下位である沖縄などは、その対象として

非常にわかりやすく理解しやすいものとなっています。

 

実際に、

寒い地域で罹患率が高くなることは、少しがんの事を知っていれば

容易に想像できるものではありますが、それは気温に影響を受ける

体温などとの関係が大きいのであって、食生活は後回しになります。

 

食生活云々の話しをベースに考えるとすれば

ランキングには説明の付かない部分が出てきます。

 

寒くて塩分の多い食生活文化があるのが原因ならば

ランキング自体ももっと偏るはずですし、

明らかな根拠となる情報がでてもいいものなのです。

 

しかしながら、ランキングでは見えない部分のほうが多く

根拠や傾向を理論付けるには少々危険な結果となっている事は

詳しいものであればわかることです。

 

報道内でも、各自治体に問い合わせてみても

「現在調査中です」の回答が殆どで、明確な意見は得られないようですが、

当たり前のことで、医療機関でもがんそのものの明確な原因や

発症に関する理由、根拠などが不明な段階で、

何を自治体に確認するのかも非常にこっけいな事です。

 

医師などの回答も、あくまでもランキングに対する

医師個人の見解であって、全ての根拠や原因に直結するものでは

全くないのが現状ですが、

安易な報道や情報によって、国民や視聴者の理解や解釈が

無責任に上書きされる事が本当に問題だと感じています。

 

がん発症のメカニズムが解明されていない状況で、

なにを関連付けるのか、何を原因とするのか

その根拠が示せない段階で、

あいまいに憶測と偏ったデータだけを基に、

大きく分類わけするようなことをするほうが

大問題だと思えます。

 

今回の報道をきっかけに、

居住区域や出身地によって、要らぬ風評被害が流れる事は

間違いないことでしょう。

 

医療に関する報道は、人命にも直結する事ですし

生活そのものに大きな影響を与えるものですので

もっと慎重に、もっと正しくきちんとした内容で

行ってほしいものです。

 

塩分が塩分がと、まるで塩分が諸悪の根源のように扱われていますが、

人間が生きていく為に必要なものを上から並べれば、

水の次に塩がきます。

 

この塩というのは、天然の成分をふんだんに含んだ「塩」であって

人間の健康に被害を及ぼした「食卓塩」、

いわゆる99%以上を塩化ナトリウムで構成されたような塩ではありません。

 

昭和の時代に「食卓塩」を原因とした健康被害が多発した事から

それ以来人々はこの「食卓塩」を塩として捉えて悪者にし、

塩は体に悪いといった認識の下で知識を得てきていますが、

そもそもこの「食卓塩」はほとんど塩化ナトリウムであって、

従来のきちんとした「塩」ではないのです。

 

認識している塩分についても、

この塩化ナトリウムに対してのものであって、正しい塩の摂取ではなく、

正しい塩の指す塩分と、塩化ナトリウムで味だけつけた塩分とでは

全く違うものであるといった情報が全く流れていないのが現状です。

 

塩味の味の素となる主成分である塩化ナトリウムだけを

精製して構成してあるのが「食卓塩」等の名称で販売される塩ですが、

これは通常の正しい塩よりも精製が安易な上低コストで製造でき、

また、料理などの味付けや、塩味としての添加が簡単な事から

一般的に広く販売され、安価な為に業務用の味付け用品としても

広く使われてきました。

 

これによって、通常の正しい塩が含有している塩化ナトリウムの量に比べ

圧倒的に大量の塩化ナトリウムを摂取する事に繋がることと

精製塩では他の成分を取り除いてしまう為にバランスの偏りが生じ

結果的には「高ナトリウム血症」という状態になります。

 

「高ナトリウム血症」を原因として、高血圧などの成人病を引き起こす事は

説明するまでもないことですが、

「高ナトリウム血症」の原因は、精製塩を作成する段階で

本来塩が含有している、人体に摂取する段階で必要な

栄養成分のほとんどが取り除かれてしまっている事に起因します。

 

本来の栄養バランスの状態で摂取した場合、

単体では悪影響を及ぼす成分は、他の成分の働きによって

悪影響を及ぼさずに体外に排出されるようになります。

従って、成分バランスが変わってしまった状態で摂取すれば

当然ながら足りない成分のところにひずみが発生して

人体に悪い影響を及ぼすようになってしまいます。

 

このように、本来の成分と精製されたものでは大きく異なる

いわば別物が、まるでその全てのように扱われる事が

大きくはそもそもの罹患原因などが改善されない

ひとつの要因であると私は考えています。

 

ともかく、

何でもかんでもひとくくりで話が広がるばかりで

それらを鵜呑みにして右往左往する人が増える事は

好ましい事ではないと指摘したい所です。

 

塩についてのもう少し詳しい話は

また後日。

 

 

 

杉本