杉の坊のつぶやき

実は知らない健康や医療に関する情報を発信

熱中症2(認識)

※内容はあくまでも個人の主観です。

 

昨日の熱中症に関する記事に引き続き、

補足的に認識について少しお話しします。

 

昨日は、熱中症は普段の取り組みよりも

その瞬間瞬間の状況判断が非常に重要であると

お話ししましたが、

個人の基本的認識による危険度の高さは

本当になんとかするべきであると考えます。

 

理想的なのはテレビなどのメディアで

きちんと正しい情報を流す事なのですが、

ほとんどの情報は間違ってはいなくても

個人の解釈次第で油断を招くような内容になっています。

 

病気ではないということをまずしっかりと認識すべきで、

予防という言葉も適切ではないと私は感じています。

 

「予防」と言ってしまうと、普段の取り組みに目が行きがちですが

熱中症に関しては、リアルタイムの環境と体調変化が最も重要で、

昨日も書きましたが、どんなに屈強な肉体を持っていても

どんなに水分をしっかりと摂っていても、

どんなに栄養価の高いものを食べていても、

条件的な環境が整えば誰でもなってしまいます。

 

炎天下での作業やスポーツに取り組む人々は

基本的にそう言った部分は大前提としていても、

自分たちが今置かれている状況や環境をしっかりと考え、

場合によっては作業やプレーを中断して

環境を変化させることを欠かしません。

 

それは、どんなに自己管理をしていても

環境次第で熱中症になりうる可能性を理解しているからです。

 

テレビでの内容などでは、

水分を十分に摂る、塩分を十分に摂る、

そういったことで予防できるような錯覚をさせる

安易な呼びかけをしていますが、

それらの呼びかけは基本的な予防策ではあっても

しっかり取り組めば熱中症にならないのとは全く別物です。

 

どんなに水分を多くとっていても、

どんなに塩分補給に心がけていても、

熱暑作業だけではなく、屋内での作業であっても

熱中症になるときはなってしまいます。

 

では、どのようにして熱中症に対して考えるべきなのか

というと、まず大まかにまとめてしまえば、

体内温度の上昇にリアルタイムで敏感に対処する

ということなのですが、

残念ながら熱中症は体調の不調や違和感を感じた時点で

ほとんどがすでに危険な状態になっているのです。

 

理由は様々で、なんらかの理由を原因として

体の放熱が上手くいかない状態に陥ってしまうことが

最も根本的な原因です。

 

よく言われている

汗がピタッと止まる、などの予兆?が言われますが

汗がピタッと止まった時点でかなり危険な状態です。

 

私は個人的に熱中症を経験しています。

スポーツのプレー中で、夏の屋内でした。

プレー自体はそれほどハードではなかったのですが、

瞬間的にハードになる事も多々あるので

プレー前には必ずポカリなどのスポーツドリンクは飲みますし

運動のある日は特に食事など気を付けます。

 

プレー中、あと数分で終了といったところで

なんとなく違和感を感じたのですが、

「しんどい」との違いがイマイチわからなかったので

いつもよりバテている感覚に近かったと思います。

 

あと数分くらいなら大丈夫かと考えていましたが

徐々に「これは何かまずい」と感じたので

慌てて飛び出してクーラーのある涼しいところに移動し

椅子に座ったのですが、そのまま動けない状態に。

 

ただ、意識と頭ははっきりしていたので

自分では軽い症状だと思い、休んでいるつもりでした。

しばらくして心配して様子を見にきてくれた他のメンバーにも

自分の状態を説明して「大丈夫です」と伝え、

そのあと2時間ほど休ませてもらって帰宅しました。

 

後日、メンバーに会った際に

「あのとき本当に怖かった。笑って何かを話してるんだけど

    何をいってるのか全くわからなくて、呂律も回ってなかった」

といわれて、初めて自分でも危険な状態だったのだと自覚しました。

 

自分の経験上、

事前の準備も十分であったはずだし、体調もむしろ良い状態、

にもかかわらず前触れなく突然のの違和感。

何かおかしいと感じた時点ではすでに遅いことを痛感しました。

 

やはり熱中症というものはリアルタイム対応、早めの判断が

一番の予防対策で、不調は無くとも環境に可能性を感じた時点で

熱中症になるかもしれないと怖がるぐらいでないと防げない

だという事、前もって準備していればいるほど、自分に自信のあるひとほど

油断を生み、危険な状態を招くことに繋がるのだと断言できます。

 

なので、繰り返しになりますが

くれぐれも自分の体調や普段の取り組みに過信する事なく

その時その時の判断を、大げさなぐらい用心していただきたいと

心から注意を呼びかけたいと思います。

 

熱中症には初期症状や予兆はありません。

何か異常を感じた時点で非常に危険な状態になっています。

 

なるかもしれない環境にいる場合には

早めに、こまめに水分補給と休憩、

体温を下げる環境に移動するなど前もって臨む、

たとえ熱中症を想像できない環境、自宅やオフィス、

電車の中などであっても、周りの温度に敏感になって

注意するようにしてください。

 

最後に、なんども繰り返しますが

どんなに栄養価の高い良質な食事を心がけていても、

どんなに優れたサプリメントなどを摂取していても、

どんなに普段からしっかりと身体を鍛えていても、

熱中症になる、ならない、には全く関係ありません。

 

そんな油断から熱中症になってしまわないためにも

自分できちんと判断してください。

 

 

杉本