杉の坊のつぶやき

実は知らない健康や医療に関する情報を発信

果糖ブドウ糖液糖について

※内容はあくまでも個人の見解です。

 

今回の内容には個人的な愚痴と批判を含みます(笑)

苦手な方は読まないようにお願いします。

また、非常に長文です。

 

 

さて、ここ数回のブログでもご紹介しましたが、

悪いイメージを持った食品や添加物などがあります。

 

偏った情報や一辺倒な知識のために

毛嫌いを通り越した非常識なレベルの方も存在します。

 

しかし、実際にはその毛嫌いされている食品や添加物にも

重要な役割を担っているものや、悪者として必要なケースもあります。

 

 

また、なぜかあまり知られていませんが

嫌われている添加物の中には、

法律などで添加が義務付けられているものもあります。

厳密なレベルで言えば毛嫌いしたりする理由自体が

非常に不明確な場合があります。

 

ここまでが前提で、

 

私自身は商品の販売に関わる中で

不特定多数のお客様とお話しする機会があります。

その中には、

食品表示を過剰に気にする方がとても多いのに驚きます。

 

気にすること自体は間違っていませんし、無関心よりも

大変良いことだと思っていますが、

正しい知識を有していない方があまりにも多いことが気になります。

 

有している内容がとにかく偏っていることに驚かされるため

可能な限りご説明させていただくのですが、

ご理解いただける場合と、全く耳に届かない時があります。

 

 

私の仕事に密接に関わるのですが

「果糖ブドウ糖液糖」(異性化糖

について、もしかすると過去の記事でも書いたかもしれませんが

改めてお話をしたいと思います。

 

まず、異性化糖は食品に添加する際、

日本農林規格(JAS)で以下のように表示が制定されています。

 

ぶどう糖果糖液糖
 ┗果糖含有率(糖のうちの果糖の割合)が 50% 未満のもの。

 

・果糖ぶどう糖液糖
 ┗果糖含有率が 50% 以上 90% 未満のもの。

 

・高果糖液糖
 ┗果糖含有率が 90% 以上のもの。

 

・砂糖混合異性化液糖
 ┗上記の液糖に 10% 以上の砂糖を加えたもの(その液糖がブドウ糖果糖液糖なら

砂糖混合ブドウ糖果糖液糖)。

(※日本農林規格 (JAS)引用)

 

 

上記のように表示の内容によってもそれぞれが異なっています。

 

まず、この細かい表示の変化を知っている人は少なく、

それぞれの違いを明確に理解している人も非常に少ないのです。

 

次に、

この部分を強く指摘したいのですが、

『果糖ブドウ糖液糖がどのように体に悪いのか』

を明確に説明できる人を私は知りません。

 

また、ネット上での情報で私が唖然としたのは、

『糖質は体に悪い・害でしかない』

と、偏りすぎにも程がある情報がかなり多いことです。

 

糖質は基準量、人体に必要な栄養素でもあります。

糖質を完全に悪者にすることは人間の体にとって非常に危険なことなのです。

 

糖質=砂糖=糖分=太る=糖尿病リスク

といった図式は根本的に間違っています。

 

まず、糖質、糖分、砂糖は完全に別物で、

その使用や働き、目的も全く違うものなのです。

 

異性化糖についても表示に伴う違いが明確に分かれていて

摂取に関しても詳細な数値が理解できていなければ、

忌み嫌うこと自体、ただの毛嫌いになってしまうのです。

 

糖質や炭水化物に関しては、摂取の制限自体にリスクがあります。

以下太字は医師の意見の引用です。

以前はご飯などの主食を減らすのが正しい減量と言われた時代もあります。最近ではお米などは繊維質も含まれた複合糖質で、減量にはむしろ大きな役割を果たすことがわかって来ました。

炭水化物とは糖質と繊維質の複合体です。これらは「糖質」を多く含むため、ダイエットでは敬遠するというのが炭水化物ダイエットの理論のようです。非常に短い期間で減量を要するレスリングなどの限られたプロスポーツではこうした減量法が用いられて来たようです。

さて、一般の健康な方が減量する場合に、このような制限品目のあるダイエット法には数々の問題があります。

炭水化物は日本人が昔からお米を沢山食べて来て、世界でも有数に肥満が少なく2型糖尿病も少ないことで世界中で和食が研究されて来た経緯があります。

その当時の和食はご飯などの炭水化物が総カロリーの実に70%でした。しかし米国などの西洋人にはこうした食事では減量効果の判断が難しく、未だに米国でも減量用のガイドラインが作成できない状態です。これは人種による差が大きいと思われます。

炭水化物中の繊維質は消化されませんが便秘を防ぎ、動脈硬化を予防してくれます。糖質はエネルギーとして消費され、その半分は脂肪として蓄積されます。これはどの糖質も同じです。脳はこの糖質のみによって養われます、脳は脂質などは栄養素として利用はできません。糖質が欠乏すると摂取エネルギーの不足が生じ、減量はできますが脳、赤血球、神経系などの機能を低下させます。

こうなると体内組織を作るのに大事なアミノ酸がエネルギーとして消費されてしまう上、摂取たんぱく質の利用効率も低下、さらには筋肉内のたんぱく質までエネルギーとして消費されてしまいます。これでは体調を崩すのは明白です。

こうした意味でも糖質を含んだお米などの主食を欠かしてはいけません。ダイエットはカロリーを抑えている以上、こうした制限品目はなにもありません。日本の医学界ではこうしたお米などを55%摂ることを健康的な減量には薦めています。

オカズを沢山食べる人が痩せ難いのは明白な事実ですので日本人の先輩方が健康でいた時の食事を見直すべきではないでしょうか。

こうした炭水化物などを極端に制限するダイエット法は、失敗もしくは健康障害の可能性が十分あることをご理解ください。

 

 上記のように、糖質や炭水化物の摂取は

人体にとって非常に重要なことであることが指摘されています。

 

 話を戻しますが、

「果糖ブドウ糖液糖」には、それほどまでに敬遠される

どんなリスクが明確にあるのでしょうか?

一般的に言われているリスクは

インスリン耐性
肥満(メタボリック・シンドローム
糖尿病
血圧上昇(高血圧)
ビタミンとミネラルの枯渇
心臓血管の病気
肝臓の病気

関節炎
通風

などですが、

これはフルクトース(果糖)の摂りすぎに関連付けられているもので

偏って摂り続ければ果糖に限らず他のどんな成分にも言えることです。

 

また、これらの原因指摘の中で矛盾している部分として、

通常の果物からの果糖摂取については、他の栄養素を含むため

大きな問題にはならないが摂りすぎないことが大前提です・・・

などと、とにかく矛盾まみれな、いい加減な説明が多いことがいえます。

 

医師や薬剤師、栄養士などにこのような説明を受ければ

誰でもそんなものかと納得してしまいがちではありますが、

そもそもこの説明自体が非常に曖昧で無責任であることに気づいていただきたいのです。

 

「摂りすぎなければ」に関しては、

どんな飲食物にも当てはまることです。

「他の栄養素があれば云々」に関しても、

これも当たり前のことなのです。

 

「摂りすぎ」に関しては最もいい加減で、

これについてもどんな食べ物にも言えることなのです。

糖分を摂りすぎても、塩分を摂りすぎても、

普通の野菜や魚であっても偏って摂り過ぎれば悪いに決まっています。

 

要は偏りに対してどれだけ留意できるかが重要なのであって、

何々が入っているから良いとか悪いという考え方自体が偏りを生むのです。

 

もうひとつ付け加えるなら、アレルギーなどの明らか場合を除いて、

体に悪いと言われているものを摂りすぎないレベルで多少摂ってやることも、

体には実はとても大切なことなのです。

というのは、体は常に学習しています。

悪いものや過剰なものを、ある程度なら自己機能で排出する能力があります。

不要なものを適度に入れてやることで、体の機能が判断力を磨き、

排出方を学習することにより、どんどんスムーズに排出、

除去できるようになるのです。

 

この学習をさせないことが体には大問題です。

自己免疫機能を育てることも非常に重要な予防行為なのですが、

最近は体に入れること自体を嫌いすぎるため、

体が学習できていないために簡単な細菌や、本来無害なものにまで

無意味に反応してしまったり害されてようになってしまいます。

 

無学習が原因のケースと、

体内環境の異常によって正しい判断ができなくなるケースに分かれますが、

体内の様々な細胞や機能が正しく働かなければ

どんなに良いものを摂取していても

正しい生体活動ができないことは言うまでもありません。

 

 

 もう一度戻りますが、

どういったメカニズムで「果糖ブドウ糖液糖」が体に害なのでしょう?

きちんと説明していただきたいところです。

 

可能性として調べてみると、

まず、一般的な果糖ブドウ糖液糖はでんぷんを加水分解したものです。

このでんぷんの原料となるトウモロコシの大半がアメリカ産で、

アメリカ産のトウモロコシのおよそ85%以上が

遺伝子組み換えであると言われています。

アメリカ産のトウモロコシに頼る日本では、

でんぷん作成の原料であるアメリカ産トウモロコシとなり、

必然的に遺伝子組み換え作物が原料となります。

従って、遺伝子組み換え作物の安全性が未知のものであるため

原料として使用され作成された果糖ブドウ糖液糖も

安全性が保証されるものではないといった考え方がひとつの原因のようです。

 

これに対して指摘させていただけるならば、

1、残りの約15%のトウモロコシは原料とされていないのか?

2、遺伝子組み換え作物に対して排除するレベルでの危険性はどのように証明されているのか?

3、原料のトウモロコシに対する危険性を危惧するのと、果糖ブドウ糖液糖の摂取に関する健康リスクの提唱とは全くの別物ではないのか?

 

まずは上記のような内容が指摘できます。

 

そもそも「果糖ブドウ糖液糖」が、先に挙げたような疾患に罹患する

直接的な原因としての因果関係には根拠がありません。

というのも、食事や生活習慣における偏りが原因の病気ばかりで

ピンポイントで原因として特定できているわけではないのです。

 

確かに、過剰に取り続けることによっておこる体調変化の延長に

様々な罹患リスクがあることは言うまでもありませんが、

これは単純に食生活の乱れや偏りが原因なのであって、

何々の成分の働きによって罹患するものでは無いからなのです。

 

ネット上で「糖分は体に悪でしかない」とか言い切っている

無知で馬鹿なサイトなどでは、先ほども引用しましたが

『果物などで摂る果糖は他の成分なども含んでいるので特に問題無いが、

 だからといって摂りすぎはダメです』

と、さも当たり前のように内容の無い矛盾を標榜しています。

 

突っ込みどころ満載で呆れるばかりですが、

果糖や糖分自体が悪いなら、他の成分云々は関係無いはず。

ましてや人体にとっての必須必要成分の中に糖分は含まれていないのか?

といった部分が全く論じられていない時点で完全に別問題なのです。

 

 糖分がー、塩分がー、炭水化物がーと過剰にこだわる人ほど

そのメカニズムも働きも理解していない場合が多く、

自分では散々気をつけているはずなのに、結局目的の効果も出せず、

逆に気をつけていない人よりも状況が悪いことが多いのが現実です。

 

果糖ブドウ糖液糖に関しても、

一般流通している清涼飲料水には精製された異性化糖はほぼ添加されています。

製薬会社の販売しているようなものにも十分添加されています。

こだわる人のもうひとつの矛盾点は、

有名な商品への添加についてはあまり気にしない事も多いのです。

 

疲れた時や体調を壊した際に受ける輸液(点滴)の基本成分は

ほぼポカ◯スエットと同じだと聞いたことがあると思います。

ちなみにポカリ◯エットの成分は、

 

砂糖、果糖ぶどう糖液糖、果汁、食塩、酸味料、香料、塩化K、乳酸Ca、調味料(アミノ酸)、塩化Mg、酸化防止剤(ビタミンC)

 

です。

 

基本的には、人体への吸収率と栄養成分の効率化を考えて作られていますので、

疲労回復や水分補給に適しています。

ただし、運動しない方や十分な栄養を食事などから摂取している方が常用すると

摂取成分過剰になるので確実に肥満します。

 

体が弱った際に摂取すべき成分として構成されていて、

輸液(点滴)に関してもほぼ同じ成分であることを考えれば

人体に必要な成分であることは明らかです。

 輸液はここに加えて症状に必要な薬などが追加されます。

 

 さてここまでで気づかれた方も多いと思いますが、

「果糖ブドウ糖液糖」が含まれています。

 

次に、脱水症状などの経口補水液については以下のような説明があります。

ORS(Oral Rehydration Solution:経口補水液)は、水分と電解質をすばやく補給できるようにナトリウムとぶどう糖の濃度を調整した飲料です。WHO(World Health Organaization:世界保健機関)は、1970年代にコレラ感染による下痢に伴う脱水症状時にORSの使用を推奨して以来、発展途上国を中心に大きな成果を上げました。その後の臨床研究に基づき、2002年にナトリウムとブドウ糖の濃度を下げた新しいORS組成を公表し、成人と小児のコレラ患者への使用を推奨しています。これと平行して欧米各国でも数次にわたりORSに関するガイドラインが策定され、2003年にはCDC(米国疾病管理予防センター)が「小児における急性胃腸炎の治療ー経口補水、維持および栄養学的療法」※)と題した最新のナショナルガイドラインを発表し、軽度から中等度までの脱水症への使用を推奨しています。

ナトリウムとブドウ糖を一緒に摂取すると小腸粘膜に存在する共輸送体によって同時に吸収され、水分の吸収を促進することが明らかとなっております(共輸送機構)。しかも、コレラロタウイルス感染などによる激しい下痢の場合でも、この共輸送機構は、機能を維持し続けることが分かっており、ナトリウムとブドウ糖を中心に構成された溶液がORSとして使用される理論的根拠となっています。

 

上記のように、忌み嫌われていいるはずのナトリウム、

さらにはブドウ糖に関してはその働きが人体の状況において

非常に重要であることをきちんと説明しています。

 

飲む点滴と言われるポ◯リスエット、

夏場の必需品となってきている経口補水液

そして急患で運び込まれる状況ではほとんど使われる点滴、

いずれも中心にはブドウ糖が挙げられ、果糖ブドウ糖液糖もつかわれています。

 

 繰り返しになりますが、

果糖ブドウ糖液糖自体に疾患の罹患リスクがあるなら

医療現場での使用に関しても制限があるはずですし、

必須栄養成分としての緊急使用もされません。

 

 要は、『摂りすぎ』と『偏り』がすべてなのです。

 

 この二つがどうしても浸透しないのにも原因があって、

はっきり言いますが、消費者が賢くなってしまうと

物が売れなくなってしまうからです。

 

健康業界は医療も含めて巨大な『産業』であり『ビジネス』です。

 

あちらを立てればこちらが立たずの状況を作っておかなければ、

特化させて偏った商品が売れなくなってしまうのです。

 

過去にも多くの医薬品や、

成分に特化した商品が販売されてきましたが、

期待される効果や効能が否定され消えていっても、

消えるだけで問題には発展しないのです。

 

また、消えてしまう商品の中には、

次に販売される予定の商品の邪魔になる可能性があるものがあり、

こういった商品は一旦消えても

代わりに出てきた商品が下火になれば

再度注目されたり販売されたりもします。

 

薬も食品も、このサイクルでぐるぐると回っていることは

冷静に眺めていれば誰でもわかることなのですが、

情報が先行してしまうのでなんだかわからないうちに

パソコンのようにどんどんと情報が上書きされて

体にエラー(異常)が出るまでは

無責任に情報を鵜呑みにしてしまいます。

 

自分で病気になって、実際にきちんと向き合って

はじめて情報の偏りやいい加減さに気づきます。

 

重病の経験者になればなるほど

病院や薬の矛盾やいい加減さ、

そしていままでの知識の偏向に気付きます。

自分が健康で他人事だからこそ安易な情報に左右されます。

 

だから病気も病人も増える一方です。

 

 

またかなり道が外れました。

上記の内容だけでもご理解いただけるかと思いますが、

添加物云々が問題なのではなく、

トータルバランスでの摂取が最も重要なのです。

 

多少の過剰については通常、自分の体で排除できますが、

その上限を超えて偏り続けると自分の体の限界がきてしまい

排除そのものができなくなります。

体内に蓄積することでフル稼働状態が強制される体は

当然ながらその機能そのものに限界がきた時点で

排除機能そのものを失います。

 

そうなれば、

多少排除していた分までもが堆積し負担になるので

一気に体に異常をきたしてなんらかの症状に罹患してしまいます。

 

ここに至るのは過剰状態を『続けること』で、

ちょっとやそっとの過剰ではないのです。

また、少し摂ったくらいのものなら体は排除できるのです。

 

慢性的に偏った食事を摂り続けること、

明らかに偏った内容のものを摂り続けること、

代謝を落とし、摂取するばかりで出さず、肝心なものを摂らない事が

どんどんと体を悪い方向に向けるのです。

 

ちょっとやそっとの添加物ぐらいで体はどうにもなりません。

食べたり飲んだりしてすぐに体に変調をきたすのは

毒かもしくは腐っている物、あらかじめ害になる状態である場合だけです。

 

体はいきなり悪くなるのではなく、

長年の積み重ねが生み出します。

 

もっときちんと勉強して、きちんと理解していただきたいです。

 

あまりにも身勝手に添加物や特定の成分などを嫌う人が多いので

あえて書かせていただきました。

 

 

杉本