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杉の坊のつぶやき

実は知らない健康や医療に関する情報を発信

薬と医療の裏側

※内容はあくまでも個人の主観です。

 
前回は「麻酔」について少しだけ説明させていただきましたが、
今回はもう少しいろんな角度から意外と知られていない
そんなお話をさせていただきたいと思います。
 
過去の記事でも何度かお伝えしていますが、
薬は病気を治すものだと間違って認識している方が本当に多いです。
 
原因はテレビのCMをはじめとした気軽さと身近さ、
そして医師や薬剤師といった特別な存在として崇められた
一種無責任な免罪符を持った立場の人による誤った説明と指示です。
 
ただ、断っておきますが医師や薬剤師の中にも
薬の働きや役割などをきちんと理解をして
きちんと説明している方も沢山います。
 
しかし残念ながら業界内ではそういった方は少数派になり、
業界の運営のためにはいろいろと邪魔な存在にもなるため
なかなかそういった<良心派>の方々は活躍できません。
 
というのは、薬というのはボランティアでも
国が無償で提供する施しでもなく企業が販売する商品だからです。
 
肉や魚、野菜をはじめ、スーパーの棚に並ぶお菓子やジュース、
服やカバン、電化製品、家や車などなど…
販売を目的として利益を上げるための商品なのです。
 
一定以上の流通や販売をして利益を上げなければ
会社の維持運営ができないのは当然のことで、
そのために必要な戦略やマーケティングも存在するのです。
 
ですから良いことばかりを強調し、イメージを作り、恐怖心をあおり、
特別な販売権利を持つ医師薬剤師が販売員としてすすめるわけです。
 
国が税金から捻出している医療費は、あくまでも名目は補助であるので、
一定以上の条件を満たした場合の人件費や開発原価にしかなりえません。
もう一つ付け加えるなら、
莫大な医療費は簡単に例えると、患者に薬を出した量に応じて沢山分け前がもらえるようなそんなシステムでもあるので、病院はそれを取り合いしているような状況とも言えます。
 
例として最たるは、薬とは異なりますが、例えば人工透析
人工透析の患者を1人通院させれば、月額およそ70万の補助が病院に支払われます。
患者の医療負担額は無料になるものの、なぜ1人あたりおよそ70万の補助が出るのか
その根拠も理由も、算出方法もよくわかりません。
個人医院も含め、病院がこぞって人工透析の機械を導入したのは
単純に対象患者の増加のため…とは考えにくく、
同時に透析への誘導が過剰に増えたばかりか、透析が必要な判断基準までもが
異常と言えるレベルで下がったことで、本来ならば透析を受ける必要のない
不必要な患者が激増しました。
もうひとつ、人工透析に誘導した患者は絶対に手放しません。
なんだかんだと一生付き合わされるといっても過言ではありません。
 
算出方法がよくわからないと書いたことにより、
医療報酬制度があるからだと思われる方もいるかもしれませんが
医療報酬制度自体が非常に複雑かつ巧妙で、病院にとっては方法次第で
とても儲けやすいうえ、国の医療費が無駄に支出される一番の原因です。
 
そもそも国の有する医療費の元となる予算は国民の納税です。
さらに健康保険料を支払い、おまけに患者の医療費負担があります。
本来ならば維持運営までを制度費用の範疇で行うべきなのですが、
100%の準備金額を国民が支払って施行された制度でありながら、 
さらには毎年同じかそれ以上の額を払い続けているにもかかわらず
その国民が利用するために利用料として何割かを負担し、
さらにさらにその制度提供にあたる病院や医師は医療点数報酬として
費用を申請して受け取る… 
 
例えるなら、公園を作るにあたって地域住民に毎月1000円を出し合ってもらい
その集まったお金で公園の維持運営をするという名目なのですが、
集まった費用でつくられた公園を利用するに当たって1回500円の利用料を設定し
利用に関して近隣住民は出資者であるという理由で7割引の150円、
約3割を負担してください。といっている状況なのです。
さらに1回500円の7割引をした金額350円を利用料負担額として申請し
各家庭から毎月1000円を集めた予算から充当してもらい
維持運営に当たるスタッフで山分けする。
結果、維持運営のスタッフは500円の利用料を満額徴収したことになる計算なのですが、
そもそもの維持運営の為に出資している各家庭1000円を集めた総合費用は、
同じ公園が作れるのと同じ金額が延々と集められ、にも関わらずさらに利用料も徴収し、
一見割り引いたように見せながら100%運営側にわたるようになっています。
少しピンとこない方もいるかもしれませんが、さらに基本利用料の500円は
様々な名目の元毎年、もしくは数年に1回、費用が足りないといった理由で値上がりします。
こういった国の運営方法は様々なところで見受けられますが、代表格が高速道路。
いくら税収が低下したとはいっても運営予算の内訳と設定、
運営そのものに問題があるとしかいえません。
 
一般企業と比較すれば、資本で設定した運営基盤で運営利益を出して運営しますが、
資本相当額は税金のように毎年無条件で入ってくるものではありません。
基本的には運営基盤が生み出す利益のみで維持運営を行うものですし、
収入が足りないからといって値上げすれば増収するわけでもありません。
そんなやり方をすればすぐに運転資金が足りなくなります。
このように、比較してあきらかにおかしいことに気づく方もいると思いますが
こればかりはとてもとても大きな話なので私たちにはどうにもなりません。。。
 
ただ、医療費用の制度や薬を取り巻く環境が、
人の体や命にかかわるところで運営予算(お金)と天秤にかけられ
結果的に需要と供給に関して大幅にずれてしまっているのです。
 
医療や薬とはそういうものではないと私は思っていますので
どんなに赤字が出ようとも環境を維持し制定すべき分野ではないかと
常々考えています。絶対に正しく「善良」でないといけないはずなのです。
 
 
話を戻しますが、
薬とは一定の効果を持って現状を維持、抑制する力がありますが
病気の原因となる根幹の治癒はできません。
高血圧の場合は血液の状態を変化させたり血管を拡張させることで
血圧を強制的に降下させたり、糖尿病の場合も
高血糖状態を強制的に血糖に対して働きかけることで降下させます。
原因となる血液の汚れや心臓の働きなどを改善するのではなく
薬の働きによって数値が正常に出せる状況を強制しているだけにすぎません。
なぜ血液が汚れて内臓や体の働きが悪くなるのかを考えて
原因そのものを改善する方向ではないのです。 

アレルギーなどの場合も、症状が免疫機能の働きによって現れるため
免疫機能を低下させることで反応自体が出なくなるようにするのが
薬の役割です。 
なぜ免疫系統が異常を起こしているのかといった原因については
今の医学ではわからないことのほうが多いのです。
ですので、対症療法として薬を用いるしかなく、
基本的な原因についてはわからずじまいなのです。
 
風邪やインフルエンザの場合処方される抗生剤にも誤解が多く、
抗生剤は「菌」には有効ですが「ウイルス」には効きません。
風邪やインフルエンザはウイルスが原因です。
また、抗生剤に解熱効果があると思っている方もいますが
抗生剤に解熱効果はありません。
さらに風邪やインフルエンザの際に同時に処方される咳止めや鼻炎薬には
アレルギー症状を抑える抗ヒスタミン性のものも多いので眠気をはじめ
副作用に注意が必要になります。
 
抗鬱剤眠剤は脳の働きに影響を及ぼすもので
依存性、習慣性が高く、効き方により異常行動を起こすことが有名ですが
特に注意が必要なのは習慣性によって効き目が落ちるにつれ
強い薬に移行するしかないため、終わりのない悪循環を生み出す可能性が
非常に高いことです。
公的に処方されているとはいえ麻薬のような要素を多分に含んでいます。
 
アトピーや喘息、湿疹や皮膚炎などの薬に広く使われている
ステロイド」は、効き目が非常に高いのですがその反面、
効き過ぎによった弊害がかなり有名になりました。
ステロイド」は免疫力を下げる効果が高いため、通常の免疫機能すらも下げ
結果として皮膚を維持する力までも奪われるために皮膚炎のようなただれをおこしたり
他のウイルスや菌といった外的に対する抵抗力がトータル的に低くなります。
 

免疫機能の異常状態による病状への対症方法には、
ほとんどが体の機能低下による反応抑制といった方法がとられます。
この考え方は西洋医学における「邪魔なものは根っこから取り除く」
といった発想が中心になっていて、
こちらも例えるなら、自転車のチェーンが錆び付いて異音がするなら
チェーンを取り除けば音がしなくなると考えるのと同じです。
チェーンを取り除けば自転車はペダルを使って走れなくなるが
訴えのあった異音はしなくなるではないか・・・ということです。

ただ、この例であげたように原因がチェーンとわかっているなら
チェーンを交換したり油をさしたりといった対処が可能なわけですが、
手術を要する治療に照らし合わせると、
チェーンが原因で音がなっているかわからないが、どうやらチェーンのようなので
一旦チェーンを見てみて錆びていればとってしまいましょう
というケースが本当に多いと思います。
その結果として走れなくなった自転車を補うために様々な治療と称して
生活サイクルそのものを変えてしまわなければいけなくなるのです。

医師の世界には学会に決められたガイドラインがあります。
ガイドラインは時代とともに更新され、標準が決められています。
薬の処方をはじめとした治療はガイドラインに沿ってその内容を決めるように
推奨されています。
経年に沿ってガイドラインの中の薬は増え続けています。
患者は加齢とともに具合の悪いところが増えますので
患者の訴えに対して医師はガイドラインに沿った薬を出します。
患者は何の薬かわからないほどの薬が渡されます。

3時間待ちの3分診療といわれる病院では、
診察の際に医師は患者の顔ではなくパソコンの画面を見ています。
これは、ガイドラインに沿って症状に見合った薬を確認しているだけで
実際の患者の状態に向き合っているのではありません。
近年「誤診」が増えたのもこういった背景が原因で、
訴えのある単純な自覚症状だけを判断基準にしてしまうので
顔色であったりとさまざまな患者のリアルな状況を判断できず
目に見えない重篤な病気を見過ごしてしまうのです。

もう一つの原因としては、
ガイドラインに則っていれば、誤診や副作用に関して
薬や治療法の責任にできるので患者以外のだれからも文句を言われないばかりか
医師自体は一切責任を取る必要がなくなるからなのです。

近年そんな社会に皮肉ともいえる現象が少し起きています。
健康保険の支払い基準が変わったことによって精神科の薬を
1回に4種類以上処方すると診療報酬が逆にカットされる制度ができました。
その結果、診療報酬をカットされないようにと医師は薬を減らし、
比例して患者の容体が良くなったり改善するケースが増えたのです。


以前の記事内でも紹介しましたが、
日本には17000種以上の薬があり、製薬会社の国内生産は約7兆円で
今後も伸びて行く一方です。
しかし、WHOでは必要な薬として定めたものは約300種類。
「なくてはならない薬」やガイドラインの常連になるような薬を開発すれば
製薬会社に巨額の利益をもたらします。
基本的に製薬会社は、必ず必要ではないものの継続的な利用が見込める
生活習慣病向精神薬などの、企業にとって都合の良い薬をどんどん送り出します。
背景に大学の研究室を巻き込んだ臨床データの改ざんや
不正操作といった事件が起こるのもすべては巨額の利益がもたらす闇なのです。

ここで考えなくてはいけないのは、
いくら情報操作をしようとも正しい判断をすることのできる目があれば、
どんなに薬を大量生産してもそこにニーズが存在しないはずなのです。

こういった巨額の利益とそれに群がる利権が発生する最大の原因がいくつかあって、
まず利用者である患者が薬を信仰し、薬に安心感を覚え、飲むことを喜ぶ傾向がある、
処方を行う医師や薬剤師が利益や背景に流されて本来の姿を見失う、
そういったことが1番の原因で、要するに社会と人間の弱さにつけこむ
まさに「商売」になってしまっているのです。

薬の取り扱いに従事する医師、薬剤師、製薬会社の人間は、全員が全員ではありませんが
実は薬の本当の姿を熟知しているので、薬本来の目的とその使い方をします。
医者は、患者にはおかずのように処方する薬も家族には余程の状況でないと使わないとか、
製薬会社に関係する人は薬の役割を知っているため、本当に使うべきところでしか使いません。
薬のエキスパートである薬剤師に至っては絶対に飲まない薬や絶対に摂取しない成分があります。
その名前などの詳細については次回の記事で取り上げてみます。 


長くなりましたので一旦終わりますが、
いくら社会の仕組みだとかそれぞれの生活がとか綺麗事を言っても、
結果的に薬や医療においての患者の信頼を利用する商売に成り下がってしまっては
どんなに法律で認められていようともそれは方法を選ばない「シノギ」と何ら変わりません。

自分の家族に勧めることができないような薬を、
「決まっているからです」と言い放ち、
知っていながら「きかれなかったから」と伝えず、
結果的に責任を負わないでいいことだけに胡座をかいてしまい
患者の悲痛な訴えを冷ややかに「仕事」だと割り切れるようになってしまっては
すべてが終わってしまうのではないでしょうか。。。

ちょっと大きすぎる話ではありますが
現実に起こっている悪循環の現状です。



杉本