杉の坊のつぶやき

実は知らない健康や医療に関する情報を発信

豊かさとは

本日は、少し考える材料として
10月11日フジテレビでも放送のあった
”世界一貧しい”「元」大統領として有名な
ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領の
国連での感動的なスピーチなど
その時の言葉をまとめたサイトをご紹介します。

↓詳細な内容は以下リンクよりサイトにジャンプします。

ムヒカ大統領は大統領時代、収入のおよそ8割を寄付し、
質素な農場で暮らしていたことから
「世界で1番貧しい大統領」と呼ばれていました。
そういった行動だけではなく、何よりもその裏付けされた
考え方や思想は、ごくごく当たり前ながらも
現代では最も難しいことを自然にご自身にたたえています。

ここからは私個人の解釈となりますが、
ムヒカ元大統領のいう、
「貧乏とはすこししかもっていないことではなく、限りなく多くを必要とし、もっともっとと欲しがることである。貧乏とは無限の欲がある人のこと。」
まさにその通りではないかと思います。
求めるから足りなく感じ、足りなく感じるから満たされなく不満になる。

また、今の社会はハイパー消費社会であることを指摘し、
働くため、より多くのお金を生み出すために「様々な無駄」を
わざわざ行っていることを嘆いています。

商品の寿命をわざと縮め、
より多く、より速いサイクルでお金が動く様にするのです。
10万時間持つ電球が作れるのに、1000時間しかもたない電球しか
売ってはいけない社会なのだと…
消費を促すためだけの使い捨て社会だ…ということです。

これは我々の業界でも同じで、本当に効果のある健康食品や薬、
サプリメントの販売には色々と制約が生まれます。
実際に薬の世界でも、症状を改善できるものというのは……なのです。
症状を抑えたり、緩和させたりすることはできても、
根本的な改善につながってしまう様なものには
無言のルールが適応されてしまうのです。

何度も書き続けている、効果を限定した基準で実証とする考え方の背景には
実はこう言った要素も多分に含まれているのです。

要するに、漢方薬は効果と効能だけを追求していますので、
「治す」「緩和する」「抑える」といった部分がはっきりしています。
 ”はっきりしている”  
だから、トータル的に色々と都合が悪いのです。

患者の症状をいかにゆっくりと悪化させずに引伸ばすかによって
消費される薬品や、かかる人件費などのコスト面でのメリットが大きいので、
社会的な考えとして、利益として全体が潤うと考えるのです。

無駄な工事もやらなければ建設業界に失業者があふれてしまう。
だからメンテナンスと称して様々な工事も行われるのです。
どんなに家が余っても作り続け、名目を付けては壊しを繰り返すのです。

先人の知恵の多くには、100年大丈夫な建築物も多々あるのですが、
これを中途半端に認めてしまっては消費が下がってしまうのです。

ムヒカ大統領はこの社会そのものが変わらなければならないが
それはもう難しいことだと言っています。
日本人の失われつつある心の美徳についても言及しています。

我々日本人が忘れている大切なことを
他国の方に指摘されることは多々ありますが、
これほどまでに的確に心に訴えかける内容。
とても素晴らしく、感動しました。

ご存知の方も多いこととは思いますが、
是非もう一度読み返していただきたいと思います。

杉本