杉の坊のつぶやき

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抗癌剤

 ※あくまでも個人主観としての記載です。

 

今日は抗癌剤についてです。

 

まず、先日も書いたとおり抗癌剤は癌細胞だけを攻撃するものではなく

「殺細胞剤」です。極端に言えば癌細胞も殺せるけど人体の正常な細胞も殺すため、抗癌剤の殺効果に癌細胞と正常細胞のどちらが耐えられて生き残れるかということで、通常の細胞が負けてしまえば抗癌剤によって殺されかねないということです。

癌細胞との我慢比べをするのが抗癌剤治療といってもいいでしょう。

 

ただ、抗癌剤には「副作用」といわれている弊害が多々あります。

薬全般もそうですが、「副作用」といえばなにやら仕方が無いように感じますが、考え方によっては薬の使用によって現れる、現れる可能性のある効果というのは「主作用」なのではないでしょうか?「副作用」といえば聞こえはいいですが、間違いなく現れる長所としての点を「主作用」、マイナス要素である短所を「副作用」というのは、少し都合が良い表現のように感じます。

 

「副作用」として表記することによって、薬の持つ短所が現れ、重篤な場合では薬害に発展しかねないものを、どこかしら運が悪かったかのように扱い、事前に告知していたことを前提に責任転嫁しているようにも思えます。

 

それはともかく、まず、抗癌剤においての代表的な副作用を挙げてみます。

抗癌剤の中でも比較的副作用が軽度だといわれている種類のものを引用しますが、抗癌剤全体の副作用はどれも似たり寄ったりであると思ってください。

ネット検索でも抗癌剤についての添付文書情報について各抗癌剤の添付文書がダウンロードできます。

 

抗癌剤の常には、ほんの一部だけですが発疹、下痢、食欲不振、便秘、腹痛、倦怠感、発熱などがあります。他にもこまごまとした毒性が多々ありますが、あまりにも多いので一部だけを挙げてみました。

 

抗癌剤の副作用=毒性です。

「重大な副作用」(重大な毒性)

・ショック、アナフィラキシー様症状:呼吸困難、胸痛、低血圧、頻脈、発汗

・白血球減少等の骨髄抑制

・抹消神経障害、麻痺

間質性肺炎、肺線維症

・急性呼吸窮迫症候群(急速に進行する呼吸困難、低酸素症)

心筋梗塞、うっ血性心不全、心伝導障害、肺塞栓、血栓性静脈炎、脳卒中、肺水腫

・難聴、耳鳴

・消化管壊死、消化管穿孔、消化管出血、消化管潰瘍

・重篤な腸炎

・腸管閉塞、腸管麻痺

・肝機能障害、黄疸

・膵炎

・急性腎不全

・中毒性表皮壊死融解症(全身の皮膚が壊死し、ズルッとむけてしまう)

・播種性血管内凝固症候群(DIC、全身の血液が固まり多臓器不全になる)

 

上記の内容だけでも、癌自体が人体に及ぼす自覚症状と比べても、明らかに抗癌剤による毒性のほうが重篤な症状を多発する可能性があることがいえます。

 

医師が抗癌剤治療を薦めてくるのは、好意的に解釈すれば「抗癌剤が効く」と思っているからでしょう。ただし、「効く」というのは「治る」という意味ではありません。抗癌剤の専門家(腫瘍内科医)であれば抗癌剤で固形癌が治ると考える人は誰も居ません。

 

一般的に医師が抗癌剤に延命効果があると考えるのは比較試験の結果があるからなのですが、この比較試験というのは、抗癌剤を使用したグループと使用しなかったグループを比べたり、新薬と旧薬を比べた試験の事を指すのですが、この比較試験において延命効果をみとめたということが抗癌剤を用いる根拠になっているのです。

 

とある医師がこの比較試験においての結果報告にインチキがあることに気付き、著書を発刊していますが、このインチキに気付くきっかけはとある乳癌の治療成績を見直したときだそうです。

数種類の抗癌剤を同時に用いる「多剤併用療法」の報告論文は患者を細分化して何本もの「生存曲線」を掲げていたそうです。

それら数本の生存曲線を比較すると、延命効果があるように見えたものの、不思議なことに報告論文には患者全員を対象とした生存曲線が載っていなかったそうです。

そこで当該医師は独自に論文中のデータから生存曲線を描いてみたところ、驚いたことに乳癌治療時代の生存曲線と比べ、生存期間が短くなっていたそうです。

 

この例では専門的かつ非常に複雑であるので以下は割愛しますが、実際にデータを比較したところでも抗癌剤を使わないグループと使ったグループでは明らかに使わないグループにおける生存曲線の値が上回っていました。

使わないグループにおいては生存数100%から0%までの表記の中で最長で12年まで、0%までのグラフ値があるのに対して、抗癌剤乗り換え治療郡については2年数ヶ月まで、生存率も20%までのデータしかないことが分かったのです。

 

かなり分かりにくいと思いますのでもう少し分かりやすく説明するならば、対象のグループに対しての生存確認作業などの追跡調査を「徹底しない」ことでグラフの値を操作することができるということです。

 

極端ですがかなり単純に説明します。これは薬の認可にも慣例的に用いられる、認可にかかわるデータ改ざんの主たる例です。

 

まず、100人の患者をある一定の条件化で選出し期間を決めて薬(抗癌剤)を使います。

そのなかで効果が現れるまでの期間や内容をデータ化していきます。

最終的に試用期間が終わった時点で明らかに効果が確認できた者が10人だった場合、有効性(効果)は10%になりますが、この有効性をもっとあげたい場合、データを取った後で100人に条件を付けます。

思いっきりわかりやすくします。実際にはもっと複雑で巧妙な条件付けを行いますが、例えば100人のうち「30歳以上の男女」としたとします。

そうすると100人が70人に減ったとします。

ここで本来なら試験のやり直しが必要なのですが、データはそのままで条件に沿って対象人数だけを減らします。

そうすると、本当は100人に対して効果があったのは10人のはずが、条件によって70人に対して10人に効果があったことになってしまいます。

分子をそのままに分母を減らす方法です。

上記の条件だけで10%だった有効性が約14.3%になります。

このようにしていろいろ条件をつけ、最終的に有効性が30%~40%になるようにもっていけば、立派なデータとなります。

これはあくまでも分かりやすく簡単に説明したらという話で、実際には被験者の症状や発症時期なども加え、さももっともらしいデータを作り上げ、本当は数%の効果しかなかったものを数十%に変えるカラクリが隠されています。

 

先ほどの医師が示したものも同様で、対象者の生存率をあえて追跡しないことで中央値を引用し、さも優れたデータであるかのように見せかけているのです。

 

この改ざん方法の巧妙なところは、書類を改ざんするのではなく、データの取得に関して追記や、追跡調査を十分に行わない「手抜き」をすることでかんたんにできるということで、意図的に手を抜いた証拠も無ければ、データの取得条件項目が増えているだけで、書類上では実際にはなにも改ざんしていないように見えてしまうことです。

 

このようなことが日常的に、慣例的に行われ、毎日のように新薬が現場に投入されています。

異常なまでに医学が進歩したと謳われ「早期発見・早期治療」が叫ばれる中、では実際に癌で亡くなる人の数が減っているでしょうか?答えはノーです。

「もどき」までもが癌として宣告され、基準ばかりがどんどん下がるおかげで発見される数は莫大に増えました。手術する数も増え、一見「癌だったかもしれないけど助かった」ように感じることも多くなったかもしれませんが、その反対に、切らなくてもいい身体を切られ、使わなくてもいい薬(抗癌剤)を使って仕事も生活もままならなくなった方もたくさんいます。

 

癌はひとつの「細胞」です。攻撃すれば抵抗します。

人間の身体の正常な細胞においても同じことが言えます。

外敵が侵入すれば戦ってくれる免疫機能も、一つ間違えれば自己免疫疾患や膠原病、身近では花粉症といった症状となって身体に負担をかけます。

 

病院での治療も同じで、いたずらに、安易に攻撃することだけが治療ではないばかりか、その攻撃方法を間違えれば病気を攻撃するどころか身体をボロボロにしてしまいかねません。

 

とても難しい問題ですが、正しく。。。というのは何よりも難しいのですが、上手に病院や医師と付き合って「治す」ための選択を自分自身が考えなくてはいけないのではないでしょうか。

病院も、薬も、健康食品だって、目的は「健康」な自分自身のはずです。

なんでもかんでも情報どおりに飛びつけば良いというものではなく、自分にあったもの、自分の状況をしっかりと見つめるべきです。

 

 

では次は、

どうやって健康食品などをえらべばよいのかを書きたいと思います。

 

内容はあくまでも個人の主観としての記事ですので

ご参考程度に。

 

 

 

杉本

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