杉の坊のつぶやき

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身体を冷やす習慣とは

今回は初回ということもあり、当社の販売している「さんざし」を原料とした飲料とエキスの基本となる“身体を冷やさない”働きについて少し説明します。

 

人間に大切なのは体温です。体温は体質や体型、体内の機能などにも大変重要な関係を持っていますが、ここ数年で「低体温症」といわれる方が急増しています。

低体温症とは、基礎体温、平均体温が36度以下の方を指します。

低体温の弊害では、代表的なものとして花粉症といったアレルギー症状などがありますが、これは体内の免疫機能が低体温を原因として正常な機能活動ができなくなることから引き起こる元といわれています。

症状の重篤なものとしては「膠原病」というものがありますが、これらはすべて“自己免疫疾患”または“自己免疫機能不全”というものに分類されます。

 

自己免疫疾患については改めてご紹介しますが、低低温との関係性としては体内環境の低下、いわゆる苛酷な環境での細胞などの働きに起因します。

例えば、地球上に生きる動植物を見ても、環境に適応できるか否かが生命維持にかかわります。植物には植物に、動物には動物に、魚には魚に、それぞれ適した気候や環境が必要になり、人間にも同じことが言えると思います。

科学の進歩と共に人間にはエアコンや衣服といった体外を守る、気温に対応する力は手に入れましたが、それと同時に食生活への意識が極端に低下しました。

 

体感気温をコントロールできるようになってしまった為、食事によって維持していた本来の体の機能への意識が希薄になってしまったのです。

本来人間は、生活環境に順ずるべく身体を作るための食事を行ってきましたが、科学や文明の進歩により季節や気候風土を飛び越えた食を手に入れてしまい、その結果、身体を作る食事から大きくかけ離れてしまいました。

 

地産池消や身土不二といった言葉が広がる一方、その真逆とも言える食事が蔓延し、テレビやメディアでも偏った情報ばかりが流れ、人々は本来の食の意味を忘れてしまいました。日本には四季があり、その季節ごとに旬といわれる食べ物があります。

旬の食べ物にはそれぞれに意味があり、その時期に応じた「効果」ともいえる働きがあります。単一の成分やその効果にだけ頼るものではなく、素材の持つ働き、作用があるのです。

 

テレビやメディアで報じられるもののほとんどが、科学的な検証によって発見された単一成分の含有量であったり、含まれた成分だけに焦点を当てた、素材本来のもつ最大の作用からは目をそらしたものばかりです。

 

とりたてて商品を限定して説明するのは避けますが、数年前の大ブームから身近になってしまった酸っぱい調味料(笑)などは、飲用のものがたくさん販売されましたがその弊害と作用については一切報じられていません。連日のように体験談をドラマ仕立てにした健康食品もたくさんありますが、これらにもすべて大切な作用があり、なぜかその説明だけがされずにいます。

 

ピンポイントの品名での説明は今後のブログ内でも紹介してゆく予定ですが、今回は食事において身体を冷やさない工夫だけを紹介したいと思います。

 

まず、わかりやすく大きくわけて説明すると、

1、暑い国、暑い時期に採れるものは身体を冷やす作用を持つ。

2、寒い国、寒い時期に採れるものは身体を温める。

3、地面の上のもの、葉のものは身体を冷やす。

4、地面の下のもの、土の中のものは身体を温める。

というものがあります。

例外もありますので全てがすべてではありませんが、おおよそこれだけでも少し気を付けるだけで大幅に改善されます。

日常の食生活において今一度見直してみてください。

意外と気付かないものですが、この部分だけでも近年の食生活は比較的冷やす方に偏っていることが多いことに気づけると思います。

 

食事というものは身体を作り上げるもっとも大切なものです。

生まれてから現在までの食生活があなたの身体、体質を作っているのです。

ウイルスや感染症、突発的、外因的なものを除いて体調が悪くなれば体調が悪くなる原因が食事と生活にあります。あなたの身体を作り上げている全ての細胞は間違いなく食事、口から入るもので作られています。口から入ってくるものが身体を形成する全てなのです。

近年注目されている栄養素だけで体は維持できません。栄養点滴のように生命維持はできても、身体の機能を維持できません。

 

作られる身体というものは外から見えるものではなく、体内には臓器をはじめ自身の身体を守る細胞も存在します。体外からの侵入者と戦う免疫グロブリンもそのひとつです。その強さや働きも日ごろの食生活や生活習慣が元になっています。

十分な体内環境でこそその機能を十分に発揮することができるのですが、苛酷な環境で活動を強いられたら、その機能も能力も低下し、時には異常を起こすこともあります。

その環境のひとつ、最も重要といえるのが「体温」なのです。

正しい食生活、生活習慣を送ることこそが体内環境や自浄機能を正しく働かせることができる「環境」そのものです。

はじめに書いたとおり、植物や動物、魚などに適さない温度環境では、それらがどうなってしまうかは書くまでもないと思います。

人間は特別な生き物ではありません。人間にも大切な環境が必要なのです。

それほどに体温は身体の「中」にとって重要なのです。

 

年中暑い南国ですごしているのでなければ、季節や気温に応じて最低限の冷やさない習慣作りは必要なのです。

年中極寒の国では相応の食習慣があります。そこに対応する生き物の持つ作用を取り入れて生活しています。暖める作用を作り出す工夫がそこにはあります。

中途半端に過ごし易いばかりに、大切なことを忘れてはいけません。

 

低体温をさも自慢げに語る人も増えましたが、病院の待合室で病気自慢をしているのとなんら変わりません。

自分だけでなく家族の為にも、身体を暖める工夫を取り入れ、

健康な生活を送りましょう!

 

杉本

 

 

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