杉の坊のつぶやき

実は知らない健康や医療に関する情報を発信

2018年最後の記事

※内容はあくまでも個人の主観です。

 

2018年もいよいよ終わりに近づいてきました。

年の後半は個人的にもバタバタしていてなかなか記事の更新が

できませんでした。。。

 

様々な情報としては次々と入ってきてはいますが

私の周辺に提供できるニーズのものは今のところ少なく

専門的過ぎた話しばかりです。

 

医療や医学においての専門的な話しは、

私個人的にはもっと噛み砕くべきであると感じていますし

実際に患者さんやそのご家族が聞いて納得できうるものであるべきだと

強く思いますので、私も聞いた話、入ってきた話を、

できるだけわかりやすくするように心がけています。

 

しかしながら、抗癌剤の効果であったり、健康食品の内容については

どんなに噛み砕いても補えない専門知識と、なによりもひつようなのは

人体におけるメカニズムに対する認識と解釈が不可欠です。

 

一般的な情報をベースに考える方にとっては、

この噛み砕いた情報に対しての理解の幅が非常に限定されてしまいます。

 

というのは、

一般的な情報ベースというのは非常に偏っている為で、

新しい事への理解や解釈を阻害してしまうからです。

 

年内最後なので、避けてきた表現をしますが、

メディアやネットなどの安易に手にいれることの出来る情報は

情報を発信する側の意図が込められている事が多く、

話題性や、視聴者などの反応を期待したものが殆どで

その多くはその後の影響についてはあまり考えられていません。

 

情報が間違っていたり、その後に大きな変更があったり、

そもそも雅語法であった場合への配慮が欠落しています。

 

大きく修正があったとしても、

その大きな修正だけを見る事ができなかった場合、

はじめに得た情報のみを鵜呑みにしている人にとっては

その情報が自分にとって一番正しいものだと思い込んでいるからです。

 

ネットの普及によって訪れた情報社会では、

その得た情報を鵜呑みにしない事と、事の真意を確かめる必要性は

かねてより呼びかけられているものですが、

残念ながら入り口の情報だけを鵜呑みにする人が後を絶たず

またなぜか、ネットの情報に対する信憑性を妄信したり、

テレビの情報をゆるぎない事実だと思い込む人が多いのが現状です。

 

テレビの情報に代表するように、

多くの情報は話題性のあるごくごく一部の情報を

まるで全体のように大げさに、大きく見えるように報道します。

 

それによって見た人の多くは、その情報がその関わるもののすべてだと

思い込んでしまい、結果的には偏った差別的な発想にもつながります。

 

代表的なものに「中国」に対する考え方がありますが、

ニュースで報道されるような常識を外れた内容によって

中国のすべてがそのような状態だと思い込む人が多いのは

仕方がないといえば仕方がないのですが、

ニュースや報道の多くは本の一部の姿でしかありません。

 

実際にはきちんとしている面もあったり、

そういった問題を何とかしようとしている部分もあり、

日本においても状況として同じような事が起こっています。

 

日本の信じられないような事件や問題ばかりを見ている外国の人も

日本とはそういう国で、日本人はとんでもない人種だと

そう思っている外国人だっているわけです。

 

この状況はお互いがい互いに、相手の状況を考えることが出来るなら

多少は防げるものではあるのですが、

ネットやメディアの普及によって、その想像力や相手の立場に立って

客観的に考えるといった能力が減退している現代では、

そういった一部分を全体としてみてしまい、

実際の状況に対しての想像力が欠如しているのだといえます。

 

日本という国は、諸外国の支えによって維持されている国です。

 

ごみの問題にしても、世界でもトップクラスのペットボトル消費国ですが、

そのペットボトルはどのように破棄、処理されているのか。

殆どのペットボトルを中国が処理してくれていたのですが、

日本国民の多くが批判する中国の環境問題によって

日本のペットボトル処理から撤退する話も出ました。

 

では、中国が日本のごみを受け入れなくなった場合、

どのように日本はその莫大なごみを処理するのでしょう?

 

。。。大まかに説明しましたが、

実際には多くのことや多くの状況を支えてもらっている側面があっての

社会の内容なのです。

 

批判するだけなら誰だって出来ます。

文句を言うだけなら子供でもできます。

 

新しい事やその変化に対しての

柔軟な考え方が本当に必要な世の中になっていると

私は考えます。

 

話しは大きくそれましたが、

いろいろな情報を鵜呑みにするのではなく

一度自分でしっかりと考える習慣をお勧めします。

 

 

 

2018年の更新はこれで最後とします。

少ない更新でしたがお付き合いいただきました皆様に

心より感謝します。

 

2019年が皆様にとって良い年となりますように。。。

 

 

杉本

 

 

 

ようやく日の目を。。。?

※内容はあくまでも個人の主観です。

 

京都大学高等研究院特別教授の本庶佑氏が、

2018年ノーベル生理学・医学賞受賞者となりました。

 

受賞理由は、過去の記事で何度も紹介してきた

免疫チェックポイント阻害薬によるガン治療法の開発です。

 

記事内で何度も説明してきましたが、免疫チェックポイント阻害薬は

これまでのガン治療とは根本的な発想が異なり、

自己免疫細胞の働きに着目した革新的な治療法です。

 

従来の抗癌剤は、ガン細胞の分裂や浸潤、転移を促進するシグナル伝達

などに作用する事で増殖を抑制する薬剤が主流でしたが、

免疫チェックポイント阻害薬は、抗原特異的T細胞をはじめとした

免疫監視機構を活性化させることでの抗腫瘍効果を発揮するというものです。

 

また、従来の免疫療法と呼ばれる治療法は腫瘍抗原の刺激を与えて活性化させた

リンパ球にガンを攻撃させるといったものでしたが、

今回の免疫チェックポイント阻害薬は、リンパ球に対して抑制性シグナルを伝達

してリンパ球の活性化状態を抑えている分子(PD-1)の働きを阻害する事で

リンパ球の活性状態を発揮させる事によりガンを正しく攻撃させる事ができる

という作用機序となっています。

 

過去の記事でずっと紹介してきた今回の治療法、

ニボルマブ」こと商品名「オプジーボ

 

臨床データが看過できないレベルに至ったようで今回の受賞に

繋がったと私は感じていますが、

そもそもこの治療法のきっかけとなるPD-1はいまから20年前には

報告されたものです。

 

今回の受賞に至るまでにこれほどの期間を要した背景には、

やはり既存の抗癌治療に対する様々な要因が関係していると

個人的に考えるものです。

 

数年前からオプジーボの実践投入もあるにはありましたが、

治療費が数千万円~という点もあって、なかなか一般では

治療を受けれる状況ではありませんでした。

 

保険適用になっても1千万前後の治療費を必要とする治療法で

その内容もマスコミなどでは価格ばかりに焦点が当てられ、

実際にどのようなメカニズムなのかという点では

あまり知られてきませんでした。

 

今回の受賞によってそのメカニズムと治療内容のすばらしさが

広く世に知れ渡る事となりましたので、これを機に

多くの患者が簡単に選択できる要望として周知されたいものです。

 

まだまだここから様々な障害と闘わなければいけない治療法ですが、

これまでも多くの医師が着目してきた画期的な治療法。

 

一日も早く手軽な治療法として受ける事ができるようになってほしいですね。

 

そのためには国レベルで動かなければどうにもなりません。。。

 

所詮はお金の問題に行き着くので、

はやく人命とお金の比較による施行をやめ、現実的な治療として

この部分は国を挙げて費用度外視で取り組んでほしいです。

 

杉本

 

熱中症2(認識)

※内容はあくまでも個人の主観です。

 

昨日の熱中症に関する記事に引き続き、

補足的に認識について少しお話しします。

 

昨日は、熱中症は普段の取り組みよりも

その瞬間瞬間の状況判断が非常に重要であると

お話ししましたが、

個人の基本的認識による危険度の高さは

本当になんとかするべきであると考えます。

 

理想的なのはテレビなどのメディアで

きちんと正しい情報を流す事なのですが、

ほとんどの情報は間違ってはいなくても

個人の解釈次第で油断を招くような内容になっています。

 

病気ではないということをまずしっかりと認識すべきで、

予防という言葉も適切ではないと私は感じています。

 

「予防」と言ってしまうと、普段の取り組みに目が行きがちですが

熱中症に関しては、リアルタイムの環境と体調変化が最も重要で、

昨日も書きましたが、どんなに屈強な肉体を持っていても

どんなに水分をしっかりと摂っていても、

どんなに栄養価の高いものを食べていても、

条件的な環境が整えば誰でもなってしまいます。

 

炎天下での作業やスポーツに取り組む人々は

基本的にそう言った部分は大前提としていても、

自分たちが今置かれている状況や環境をしっかりと考え、

場合によっては作業やプレーを中断して

環境を変化させることを欠かしません。

 

それは、どんなに自己管理をしていても

環境次第で熱中症になりうる可能性を理解しているからです。

 

テレビでの内容などでは、

水分を十分に摂る、塩分を十分に摂る、

そういったことで予防できるような錯覚をさせる

安易な呼びかけをしていますが、

それらの呼びかけは基本的な予防策ではあっても

しっかり取り組めば熱中症にならないのとは全く別物です。

 

どんなに水分を多くとっていても、

どんなに塩分補給に心がけていても、

熱暑作業だけではなく、屋内での作業であっても

熱中症になるときはなってしまいます。

 

では、どのようにして熱中症に対して考えるべきなのか

というと、まず大まかにまとめてしまえば、

体内温度の上昇にリアルタイムで敏感に対処する

ということなのですが、

残念ながら熱中症は体調の不調や違和感を感じた時点で

ほとんどがすでに危険な状態になっているのです。

 

理由は様々で、なんらかの理由を原因として

体の放熱が上手くいかない状態に陥ってしまうことが

最も根本的な原因です。

 

よく言われている

汗がピタッと止まる、などの予兆?が言われますが

汗がピタッと止まった時点でかなり危険な状態です。

 

私は個人的に熱中症を経験しています。

スポーツのプレー中で、夏の屋内でした。

プレー自体はそれほどハードではなかったのですが、

瞬間的にハードになる事も多々あるので

プレー前には必ずポカリなどのスポーツドリンクは飲みますし

運動のある日は特に食事など気を付けます。

 

プレー中、あと数分で終了といったところで

なんとなく違和感を感じたのですが、

「しんどい」との違いがイマイチわからなかったので

いつもよりバテている感覚に近かったと思います。

 

あと数分くらいなら大丈夫かと考えていましたが

徐々に「これは何かまずい」と感じたので

慌てて飛び出してクーラーのある涼しいところに移動し

椅子に座ったのですが、そのまま動けない状態に。

 

ただ、意識と頭ははっきりしていたので

自分では軽い症状だと思い、休んでいるつもりでした。

しばらくして心配して様子を見にきてくれた他のメンバーにも

自分の状態を説明して「大丈夫です」と伝え、

そのあと2時間ほど休ませてもらって帰宅しました。

 

後日、メンバーに会った際に

「あのとき本当に怖かった。笑って何かを話してるんだけど

    何をいってるのか全くわからなくて、呂律も回ってなかった」

といわれて、初めて自分でも危険な状態だったのだと自覚しました。

 

自分の経験上、

事前の準備も十分であったはずだし、体調もむしろ良い状態、

にもかかわらず前触れなく突然のの違和感。

何かおかしいと感じた時点ではすでに遅いことを痛感しました。

 

やはり熱中症というものはリアルタイム対応、早めの判断が

一番の予防対策で、不調は無くとも環境に可能性を感じた時点で

熱中症になるかもしれないと怖がるぐらいでないと防げない

だという事、前もって準備していればいるほど、自分に自信のあるひとほど

油断を生み、危険な状態を招くことに繋がるのだと断言できます。

 

なので、繰り返しになりますが

くれぐれも自分の体調や普段の取り組みに過信する事なく

その時その時の判断を、大げさなぐらい用心していただきたいと

心から注意を呼びかけたいと思います。

 

熱中症には初期症状や予兆はありません。

何か異常を感じた時点で非常に危険な状態になっています。

 

なるかもしれない環境にいる場合には

早めに、こまめに水分補給と休憩、

体温を下げる環境に移動するなど前もって臨む、

たとえ熱中症を想像できない環境、自宅やオフィス、

電車の中などであっても、周りの温度に敏感になって

注意するようにしてください。

 

最後に、なんども繰り返しますが

どんなに栄養価の高い良質な食事を心がけていても、

どんなに優れたサプリメントなどを摂取していても、

どんなに普段からしっかりと身体を鍛えていても、

熱中症になる、ならない、には全く関係ありません。

 

そんな油断から熱中症になってしまわないためにも

自分できちんと判断してください。

 

 

杉本